認定特定非営利活動法人

インドネシア・ジャワ島、スマラン沿岸部の漁村は深刻な浸水被害を受けています。

かつてこの地域はマングローブの森を切り開き、日本向けにエビの養殖が行われていました。それから数十年がたち、海面上昇・気象変化による侵食や塩害被害が養殖地から住宅地まで及び、貧しい漁村の生計手段や生活を脅かしています。

先進国の引き起こした温暖化の被害と、自らの経済発展の弊害に同時に直面したいま、人々は持続可能な発展の必要性に迫られています。

FoE Japanでは、天然の堤防となるマングローブの森を再生するプロジェクトを実施しています。マングローブ再生活動を通じ、将来の予測困難な気候変動の影響に対応し、地域のニーズに沿った持続可能な発展につながる住民主体の気候変動対策・環境保全を促進しています。

さらに、現地のNGOや大学機関、地方政府と協力し、地方政策へのコミュニティベースの気候変動対策の主流化をめざした政策提言活動にも取り組んでいます。

マングローブの森をつくると、高波や浸食の被害が緩和されるだけでなく、豊かな自然生態系を育み、持続可能な漁業や養殖が実現し、コミュニティに健康的で安心できる生活をもたらします。

加速する地球温暖化による予測しづらい気象変化や自然災害にも、
将来にわたってコミュニティが自らの力で対応してゆけるように―――
FoE Japanは、住民の主体性や能力向上を重視し、苗木を育てる人づくり・環境づくりを大切にしています。

一本一本が未来の森づくりに続く「マングローブの森募金」に、ぜひご協力ください。

クレジットカードを利用してインターネットからご寄付 いただけます。 ＞オンライン募金のページへ