インドネシア・ポマラ・ニッケル鉱山開発・製錬事業と日本の関わり

開発と人権2024.7.10

場所:インドネシア 南東スラウェシ州コラカ県ポマラ郡

製錬所

 事業者: 住友金属鉱山、PTヴァーレインドネシア(PTVI)*

 * PTVIに対する住友金属鉱山の出資比率は15.03 %

 *PTVIへの住友金属鉱山の資本参加開始は1988年

 目的:HPAL法(High Pressure Acid Leach:高圧酸浸出法)による年間ニッケル量

40,000トンの生産(見込み)

   原材料はPTVIがこれまでに採掘してきた低品位ニッケル鉱石

 総事業費:25億米ドル(見込み)

経緯

1988年住友金属鉱山、PTVIに資本参加
2012年6月住友金属鉱山、PTVI、製錬所の事前事業化調査を開始
2013年1月住友金属鉱山、PTVI、環境影響分析調査を開始
2013年4月製錬所の事前事業化調査を終了
2013年9月12日環境影響評価に係る第一回公聴会
2016年11月10日環境影響評価に係る第二回公聴会
2018年4月1日住友金属鉱山、PTVI、最終事業化調査(DFS)を開始(2020年3月終了予定)
2020年1月環境影響分析調査を終了
2022年1月時点環境許認可は未取得/新型コロナウイルス感染症拡大の影響によりDFS遅延

主な懸念点

  • 鉱山開発による沿岸部での堆積と漁業への影響
  • 鉱山開発による耕作地の喪失と農業への影響
  • 森林伐採による災害増加(洪水、鉄砲水、がけ崩れ等)
  • 鉱山開発による周辺河川の水質汚染 等
 

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