福島ぽかぽかプロジェクト緊急支援のお願い | 国際環境NGO FoE Japan

福島ぽかぽかプロジェクト緊急支援のお願い

福島ぽかぽかプロジェクトでは、活動継続のための支援を募集しています。
目標金額は100万円です【2023年3月末まで】

2023年1月 冬の保養プログラム 猪苗代スキー場にて

コロナ禍の中の「福島ぽかぽかプロジェクト」

「福島ぽかぽかプロジェクト」は、福島県のおやこのための保養プログラムです。
2020年4月、新型コロナウイルス感染症の流行が始まった頃、(原発事故を思い出して)「辛くて夜眠れない」「涙が出てきてしまう」とぽかぽか参加者のお母さん方の声が聞こえてきました。おやこ関係、夫婦関係にも問題が生じている家族や、経済的に追い詰められてしまった家族もありました。

「福島ぽかぽかプロジェクト」では、中止や延期を乗り越えて、できる限りの感染対策をとりながら、少人数での保養プログラムを再開しました。
2021年度から、参加者全員が PCR 検査を受けての実施となりました。小規模でも経費は同じだけかかるため、経済的にとても苦しい状況です。それでも、県外の保養団体が活動を中止していることも多く、お母さん方からは、ぽかぽかに来たい、保養に出かけたいとの声が多く寄せられています。

水俣・長崎の経験から学ぶ学習旅行企画

2023年4月には、原発事故を経験した福島のお父さんお母さんと子どもたちが、原爆が投下された長崎、近代の公害問題を経験した水俣を訪れる学習旅行を企画しています。その地に起きたことを知り、経験者の話を聞き、今、そこに住んでいる人たちと交流します。自分たちに起きたことを、違う角度から考えてみる機会になればと考えます。小学5年生から高校3年生までの子どもたちと保護者、合わせて16名が参加します。

今回の緊急支援は、この学習旅行の航空運賃・宿泊費・移動費、ならびに猪苗代での保養プログラムの野外活動費用と PCR 検査キット代に充てさせていただきます。ご協力をよろしくお願いいたします。

[報告会を開催します]
福島ぽかぽかプロジェクト~保養の現場から見えてきたこと

【日時】2023年2月18日(土)11:00~12:30 
【形式】オンライン会議システムzoomを利用 
詳細・お申込みはこちら

気候変動について学ぶ学習タイム
2022年夏の保養プログラム カヌ―体験

寄付の方法

FoE Japanは認定NPO法人のため、ご寄付は寄付金控除の対象になります。

■郵便振替
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■クレジットカードでの寄付
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※備考欄に「ぽかぽかプロジェクトへの寄付」とご記入ください。

参加者の声

「新型コロナウイルスが蔓延し、いつまで続くかわからない自粛生活。子どもたちの時間は大人が感じる時間よりとても長いと思います。コロナ禍、マスクや外出自粛で、全国のみなさんがつらい思いをしていると思います。原発事故があったあの日から、同じように見えない放射能に怯え、マスク生活で、外遊びや食べ物を制限しながら、過ごしてきました。 福島の私たちは10年間そんな中にいるんです。」

「原発事故前は、お父さんが川魚を採ってきて、食卓によく並べてました。春には山菜、秋にはきのこをたくさん採って来ては、近所に配ったり、美味しく食べたりしていました。もうそれはできないんです。11年経っても、前には戻れないんです。でも、文句を言っても現実は変わらないし、怒っていても何も変わらない、そんな中でわたしたちは淡々と生きています。」

「ぽかぽかハウスでは、夜子どもたちが寝た後、楽しい時間を過ごしています。本当はつらいんだけど楽しくあんなことあったね。こんなことあったね。乗り越えてるねって。何かいろんな思いがあるけど、ここに来るとそれを話すことができて、こういう場所があるから頑張れます。」

 

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