〜「主役は村人!」一人ひとりの思いと行動が、村とタイガの未来を築く〜 貴重な生態系やウデヘの伝統文化の重要性を多くの人たちに知ってもらうことで、伐採や開発からタイガを守りたいという思いからFoE
Japanと先住民族組合、そしてクラスヌィ・ヤール村が協力して始めたエコツアーも、今年で8年目を迎えました。村の人々も徐々にエコツアーに関心、理解を示し、今ではタイガの大自然や伝統文化を残しながらも村の発展を可能にするエコツーリズムの可能性に期待を寄せています。2007年のエコツアーの受入れを終えて1週間後、今年の参加者と過ごした楽しい時間の余韻を残しながらも、日を増すごとに寒くなる冬の到来に季節の移り変わりを感じ、村は早くも次回のツアーへの期待とやる気に満ちています。FoE
Japanは今回、エコツアー企画・運営における村人の主体的な参加を、さらに促進する為、村づくりとエコツーリズムに関する住民参加型ワークショップを開催しました。
9月25日(火) |
1日目テーマ:『私たちの村の中で再発見!!』 |
村づくりの主役は住民一人ひとりであることを、参加型ワークショップを体験してもらうことにより、実感してもらいました。
始めに、村の地図を使いながら村の中にある「大切にしたいことや改善したいこと」を探し出し、整理しました。次に見つけたものの中からグループでひとつ選び、良さや課題について分析し、簡単なアクションプランを作成しました |
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9月26日(水) |
2日目テーマ:『エコツアーで伝えたいこと』 |
エコツーリズムを村づくりのひとつの手段として紹介し、エコツーリズムの意義や受入れに伴うメリット・デメリット、課題等について考えました。また、今年のツアー行程の分析とアンケートを元に参加者の希望や感想等を共有しました。最後に、村全体でエコツアーを発展させることを目指した、具体的な住民参加型企画案づくりを体験しました。
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| 2日間のワークショップでは、自分の思いを他の人と共有することと、話合いによって合意形成をしていくことで新しい可能性が生まれることを体験してもらいました。短時間のワークショップだったにも関わらず、たくさんの意見や素晴らしいアイディアが次つぎに飛び出し、村の未来への希望に満ち溢れた有意義な時間となりました。 |