【要請書】ギソン2⽯炭⽕⼒発電事業に対するJBIC の融資決定撤回を求める緊急要請書

化石燃料

国際環境NGO FoE Japan
気候ネットワーク
メコン・ウォッチ
「環境・持続社会」研究センター(JACSES)

本⽇、⽇本政府の公的金融機関である国際協力銀行(以下、JBIC)がベトナム・ギソン2石炭火力発電所事業(タインホア省ギソン地区。600MW×2基の超臨界圧建設)への融資決定を発表しました。それをうけ、環境団体よりJBIC、および財務省に対し、融資撤回を求める緊急要請書を提出いたしました。

これまで、同事業をめぐっては、⽇本政府の⽅針との不整合やJBIC ⾃⾝の『環境社会配慮確認のための国際協⼒銀⾏ガイドライン』に反する状況であることが指摘されていました。

詳しくは下記本⽇付けの緊急要請書、2018年4月11日付要請、および2018年3月13日付緊急要請書をご参照ください。

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財務大臣 麻生太郎 様
国際協力銀行代表取締役総裁 近藤章様

ギソン2石炭火力発電事業に対するJBICの融資決定撤回を求める緊急要請書

2018年4月13日

国際環境NGO FoE Japan
「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
気候ネットワーク
メコン・ウォッチ

 国際協力銀行(以下、JBIC)が本日公表したベトナム・ギソン2石炭火力発電所事業(タインホア省ギソン地区、600MW×2基の超臨界圧建設)への融資決定1について、その撤回を求めます。

   これまで同事業への融資は、日本政府の「(公的支援に関して)OECDルールも踏まえつつ、相手国のエネルギー政策や気候変動対策と整合的な形で、原則、世界最新鋭である超々臨界圧(USC)以上の発電設備について導入を支援する」という方針と矛盾する点や、JBIC自身の『環境社会配慮確認のための国際協力銀行ガイドライン』の違反、JBICが参照している本事業の環境影響評価の不備について指摘されてきましたが、JBICの回答はいずれも合理性を欠くものであったと私たちは考えています 。

 したがって、同事業への融資撤回を求めます。

1. JBIC「ベトナム社会主義共和国ギソン2石炭火力発電事業に対するプロジェクトファイナンス及びポリティカル・リスク保証」2018年4月13日

 

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