電力を「見える化」する

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コンセント型電力計で「見える化」する方法

最も簡単な方法は写真のようなコンセント型電力計で見る方法です。2000円前後の機器で、瞬時値や積算値を見られます。

テレビの明るさ設定で何ワット省エネできるか

テレビのコンセントを電力計に差すと、現在の消費電力が電力計に表示されます。TVリモコンのメニューボタンを押すと、TV画面に「明るさ調整」などが表示されます(メーカーによって違いはあるが)。明るさの最大と最小の消費電力を見てみましょう。昼夜など周囲の明るさで自動調節されるオートモードがあれば省エネに役立ちます。

パソコンモニターの明るさもバカにできない

卓上モニターの電源コンセントを電力計に差します。モニター本体の下辺に調節用ボタンがあれば簡単に調節ができ効果が分かります。なおノートパソコンは充電中は本体の消費電力は測れません。

無線式クランプ型電力計で「見える化」する方法

電気コードの途中にクランプを挟み込み、測定値を無線で表示器に飛ばすタイプの電力計はなかなか便利です。
右の写真は常時観察のために3系統の電力表示器を一か所に並べたものです。製品によって無線の到達距離がほんの数mの製品から一般家庭なら端から端まで届く製品もあります。

分電盤にセットすると建物全体の電力が分かる

分電盤にセットすることで建物全体や系統毎の消費電力が分かります。単相三線式の場合は両端の赤と黒の線に取付けます。力率を無視しているので業務用電力計ほどの精度はありませんが、裸端子に接続する必要もなく簡便です。

電力の時間変化がグラフで見られる

電力測定器には長期間にわたる1時毎の消費電力量が記録されます。下の棒グラフは、FoE Japanの事務所の消費電力の推移です。
(1)最低電力が深夜でも260Wもあるのは何故でしょうか?
(2)同時に測定しているコピー複合機が常時90W消費していることが分かりました。メーカ調査の結果、感光ドラムを湿気から護るヒータと、通信による消費電力(削減方法は相談中)であることが分かりました。
(3)測定により、冷蔵庫が常時50W、空調装置が常時100W消費していることも分かりました。

「見える化」事例集

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