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アムールトラねっと
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アムールトラへの脅威
世界中で動物の密猟取り引きを調査するトラフィックという団体が極東ロシアで行った調査では、トラの毛皮や漢方薬になる骨が、2007年の1年間で4回ほど見つかっています。
これらは隣の国である中国や北朝鮮へ運ばれ、高値で取り引きされています。残り少ないトラをお金のために撃ってしまう人が後をたちません。
極東ロシアでは、森を守るための管理の仕事が不安定なことから、法律に従わないで木を伐る違法伐採が少なくありません。
アムールトラのすむ森にとって大切なチョウセンゴヨウマツは、商業伐採が禁止されていますが、2003年には15万以上が違法伐採されています*。伐られた木は、中国や日本へと輸出されています。
2006年に極東ロシアでは、45万haの森が火災によってなくなりました。
落雷や人による火の不始末が原因ですが、その80%が人間活動によると報告されています**。
道路が引かれた森に人が入り、猟や伐採をする人の焚き火の不始末が火元であると言われています。
ロシアは、石油やガスなどの資源が豊富です。
現在建設が予定されている東シベリアパイプラインは、アムールトラのすむ森を通ることが予定されています。実現すればトラのすむ森を分断しかねません。
トラへの影響を最小限に抑えるように、パイプラインのコースを決めることが望まれます。
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