地球環境と人々の暮らしを守る国際環境NGO

2009.10.10-12
野毛山動物園　“動物たちのSOS”、アムールトラを知って、守ろう！！

アムールトラの飼育担当の正木さん。 アムールトラの森への旅から帰ったばかりでした。

秋の気配が感じられる10月10～12日の３日間、横浜市立野毛山動物園では「動物たちのSOS」と題する希少動物の保護を訴えるキャンペーンが開催されました。

アムールトラねっとのイベント部隊は、今年の3月に引き続き出動。人形劇「トラちゃんの里帰り」とアムールトラクイズを１日２回、３日間で計６回行い、たくさんの親子連れのみなさまに参加してもらうことができました。

背景が新しくなった人形劇「トラちゃんの里帰り」 子供たちも熱心に観てくれました

イベントの始まりは、飼育員の正木さんによる野毛山動物園のアムールトラ、メイメイさんの紹介。アムールトラねっとの紹介が終わると、いよいよ人形劇「トラちゃんの里帰り」の始まりです。

今回は前回よりもバージョンアップし、新たにオオワシのトリさんの人形が加わり、背景画も鮮やかに生まれ変わりました。

イベントが行われたひだまり広場には、連日の強い日差しにも関わらず、大勢の親子連れのみなさんが集まり、 熱心に耳を傾けてくれました。

クイズに答える子供たち　みんなとても積極的

後半は、アムールトラクイズ。野生のアムールトラが生きる環境を知ってもらうために用意された質問では、アムールトラの生息する国や森の名前から、私たちが日本で生活しながらにできるアムールトラ保護活動まで幅広い問いが投げかけられました。

参加者の子供たちやご両親の方々は、トラが暮らす「タイガ」という森や、その森にとって欠かせない「チョウセンゴヨウ」という木の名前から、野生アムールトラのなわばりの広さまで、興味深く耳を傾け、積極的に手を挙げて答えてくれました。

新開発の足あとスタンプ。 子供たちの行列にはびっくり！

クイズに正解された方には、「人・森・トラ」の調和の取れた未来への願いを込めて作られたアムールトラねっとバッチがプレゼントされました。

またイベント終了後には、これまたオリジナルのアムールトラ足あとスタンプ（メスの子トラの実寸大足あと）大会！毎回、子供たちが予想を遥かに上回る長い行列を作ってまで並んでくれました。

バッチや足あとを持ち帰ってくれた子供たちが、大きくなってもアムールトラのことを忘れず、 自分たちの生活にとっても身近な生き物として覚えてくれることを願います。

トラちゃんと正木さんによるかけ合い。 生息地の様子がよく分かります。

アムールトラのお食事の時間には、前回に引き続きトラちゃんが特別出演。

野生アムールトラの生息地を実際に訪れた飼育員の正木さんとトラちゃんのかけ合いでは、 動物園と野生の食べ物の違いや、生息地についての詳しい情報が、色々なものを使いながら分かりやすく紹介されました。

このような現地活動を行う環境団体と動物園との協力は、これからも続くことが期待されます。

イベントを企画・開催された野毛山動物園さま、お手伝いいただいたボランティアのみなさまには、心より感謝いたします！

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