FoEインターン・ボランティアの日常(1)

2024.7.5

こんにちは、ボランティアの斉藤です。

これから数回にわたり、FoEインターン・ボランティアの日常を紹介していきます。「 FoEでインターン・ボランティアをやってみたいけど、みんなどんな仕事をしているのだろう?」と疑問に思っている方々の役に立てると幸いです。

僕は、2011年の9月から週2回(水・金の午後1時から5時過ぎまで)のペースでボランティアをしてきました。ボランティアを始めようと思ったきっかけは、福島原発事故でした。普段はハワイ大学マノア校の社会学部で准教授をしているのですが、2011年の8月末から10ヶ月間東京に滞在することになり、滞在中に脱原発・エネルギーシフトの運動のお手伝いをしようと決意しました。

どの環境NGOでボランティアをしようか、ハワイにいる間にインターネットで色々と調べました。FoEに決めた理由は、規模が比較的小さいため、責任とやりがいのある仕事を任せてもらえそうだからでした。

予想通り、9月第1週にボランティア採用面接のために事務所に行ったその日に、脱原発・エネルギーシフトのパンフレットの英訳を任されました。次の週には、イギリスの財団に助成金申請をするための書類準備を手伝いました。

僕は、スタッフの吉田さんと渡辺さんの下で仕事をしているのですが、彼女たちは、事務所での仕事に加えて、政策提言のプロセスについて勉強する機会もどんどん与えてくれました。彼女たちと一緒に議員会館で行われる院内集会や政府交渉、各省庁で行われる協議会などに参加することで、「政治」がぐっと身近に感じられるようになりました。

また、FoEのスタッフの皆さんは、インターンからの提案を真剣に聞いてくれます。2012年1月から3月までの間、スタッフの篠原さんたちと協議し合って、インターン制度の拡充、ツイッターやフェイスブックを使った広報戦略などに着手しました。「将来は環境NGOで働きたい!」という人たちはもちろんのこと、「将来は大企業ではなく、ベンチャー企業で働いてみたい!」というタイプの人たちにも、 FoEでのインターンはとてもよい経験になると思います。

また、定期的に事務所に来られない方には、週末にあるイベントの単発ボランティアがおすすめです。業種や年齢の違う他のボランティアの人たちと知り合いになれて、とても面白いです!

次回のブログからは、FoEの真骨頂である「政策提言」がどのように行われ、その過程でインターン・ボランティアがどんな手伝いをするのか、省庁との協議会や政府交渉などを例に取り上げて紹介していきます。

 

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