PENGON(FoEパレスチナ)への連帯声明

2024.1.24

寄付に関するアップデートを追加しました (2024/1/24)。

PENGON(FoEパレスチナ)への連帯声明

FoEアジア太平洋は、ガザとヨルダン川西岸における壊滅的な環境破壊および人道危機に直面しているPENGON(FoEパレスチナ)の仲間たちと強く連帯します。

この10週間で、イスラエルの無差別爆撃を含むガザへの大規模な攻撃により、ガザ地区の住宅の60%に相当する約26万戸の住宅が破壊されました。道路、上下水道、電力網などのインフラも破壊されています。人口の3分の2を超える190万人のパレスチナ人が避難を余儀なくされており、多くは安全を求めて何度も避難を繰り返しています。 

イスラエルの空爆により、PENGONのメンバー団体のUWAC(パレスチナ農業労働委員会連合)、PARC(パレスチナ農業救済委員会)、マーン開発センターのかけがえのない同僚が5名死亡し、私たちは衝撃を受けています。PENGONスタッフの親族も数百人も殺害されています。PENGONメンバーの80%が避難を強いられており、大多数は安全な場所を求めて以上も3回以上も避難を経験しています。しかし実際のところ、ガザには避難できる安全な場所などないのです。住宅の70%が半壊または全壊に至っています。

イスラエルによる攻撃により、すべてのPENGONメンバー団体の事務所が被害を受けています。ガザ包囲の結果、食料、飲料水、衛生・医療品が欠乏しています。PENGONは組織として、これらの物資を調達するために最善を尽くしていますが、物資難と道路封鎖により、緊急の人道的な支援をサポートするのは不可能になっています。

私たちの仲間とその家族は、埋葬されていない死体、蓄積する廃棄物、安全な飲み水へのアクセスがないことによる病気の蔓延により、健康状態の悪化に苦しんでいます。

戦争による環境への影響

ヒューマン・ライツ・ウォッチは、農地やインフラを攻撃し、農地を汚染するイスラエル軍の行動は、ガザの人々の食糧主権を否定するものであり、飢餓を武器にして戦争に利用する一環であると非難しています。

農業施設、製パン所や穀物製粉所が破壊されたという報告もあります。 爆撃、農民たちの移転、そして水不足により、農作業はほとんど不可能になっています。ガザ全域で家畜は飢餓に直面して殺処分され、農作物が収穫できず捨て置かれています。

イスラエルの地上攻撃は、ガザ北部の農園や温室設備などの農地やインフラを破壊し尽くすものでした。さらに、イスラエルは白リン弾を使用したと伝えられており、今後何年にもわたって土壌を汚染する可能性があります。

WFP(世界食糧計画)と国連食糧農業機関が主導するパレスチナ食糧安全保障部門は現在、農地の3分の1以上がイスラエルの軍事行動によって被害を受けたと報告しています。

爆撃と地上攻撃による被害、最近発生した洪水、イスラエルからの飲料水供給の遮断により、ガザの子どもたちは、通常人が必要な飲料水の10%しか得られていません。 脱水症状やコレラや下痢などの水を媒介とする病気が、今やガザ全域の人々の生存を脅かしており、特に子どもたちにとって下痢や脱水症状は致命的です。

FoEアジア太平洋はすべての国の政府に対し、即時停戦を強く求めるとともに、ガザ地区を取り巻くすべての国境を開放し、ガザの人々に対する人道支援の提供を緊急に確保するよう要請します。

さらに、FoEアジア太平洋は、私たちのすべてのメンバー団体、協力者、良心を持つ皆さんに次のことを呼びかけます:

  • サポーターにも参加を呼びかけて、政治アクションを通じてメディアでパレスチナのために声を上げ続けること。
  • 国連を通じて停戦を要求するよう政府機関に働きかけることも含め、即時停戦を要求し続けること。
  • ガザの人々への人道支援を可能にするため、ガザ地区の国境開放を要求すること。
  • パレスチナの国際救援キャンペーンを通じ、PENGONのメンバーであるUAWC(パレスチナ農業労働委員会連合)に寄付をすること。

https://stopgazastarvation.org/

この封鎖を今すぐ終わらせねばなりません。

寄付のお願い

パレスチナの国際救援キャンペーンを通じ、PENGONのメンバーであるUAWC(パレスチナ農業労働委員会連合)への寄付を呼び掛けています。是非ご協力ください。https://stopgazastarvation.org/

また皆様からお預かりした寄付786,500円をFoE Japanから送金しています。ご協力ありがとうございました。

 

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