FoE Japanは今年創立40年を迎えました！
今年、FoE Japanは1980年の創立から40年目を迎えました。様々な困難に直面しながらも、学び、そしてみなさまの支えをいただいて、活動を続けてきました。この場をお借りして御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
気候危機、生態系の破壊、大規模な開発により生活を脅かされる人々、そしてそれに抗う人々…。その時代ごとにあらわれ方は違いますが、その根底にある危機の構造はまったく変わっていないように思います。
ここ数年、日本にいる私たちも気候変動の影響を肌で感じるようになりました。生物多様性の損失のスピードは凄まじく、今後数十年間のうちに、およそ 100 万種が絶滅する恐れがあると言われています。
2011年の東日本大震災と東電福島第一原発事故はFoE Japanにとっても大きな衝撃でした。この時から、私たちは、改めて、「原発」というもの、「核」というものに改めて向き合ったように思います。多くの人たちがふるさとを失い、生きがいを失いました。事故の被害は今も続いています。
このとき、多くの人が私たちの大量生産大量消費の生活が、何かを犠牲にして成り立っていると、気づいたのではないでしょうか。そしてまた、多くの人が自分自身の生活や、そして政治を変えようと立ち上がったのではないでしょうか。
日本国内外で、さまざまな名目での開発により、自然が破壊され、住民の生活の場が奪われる事態が生じてきました。中には、反対する住民を弾圧して開発が強引に進められてきた例もあります。事業の必要性が定かではないものもあります。この多くが、税金や公的資金などが流し込まれて進行しました。人々が自分たちのふるさとを、くらしを守り、未来を選択する、その当たり前の権利が各地で脅かされています。
すべての生命が、お互いに支え合い、尊重し合い、尊厳を持って生きていける世界を作っていくこと。そのために環境や社会の課題を解決していくこと。この40年、私たちはそのビジョンの達成に向けて歩み続けてきました。これからの10年も皆さんとともに、すこしでもより良い社会を実現するため、歩みを進めていきたいと思います。
これからも末長いご支援をよろしくお願いします。
FoE Japanスタッフ一同
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FoE Japan 40周年企画スタッフ特別インタビューはこちら！
＞地球環境と社会のために私たちにできること…代表理事ランダル・ヘルテン インタビュー
アクションマップ「System Change Not Climate Change!」完成！
FoE Japanが取り組む課題、そしてそれに対する解決策や取り組みについて一つの大きなマップにまとめました。マップを眺めて、私たちにできること、世界の遠いところで起きている問題と私たちの生活や政治との関係を一緒に考えていきましょう。
会員の皆様には2021年冬のニュースレターとともに一部ずつ送付予定です。注文はこちら。
