FoEカフェ「サラワクの森と東京オリ・パラの気になるお話」
インターン富塚です。2月21日に行われた FoE カフェについてご報告します。
FoE カフェは、FoE スタッフとサポーター・支援者が交流をより深められる場として不定期に行われています。今回は、スタッフの方々、サポーターの方1人、そして元インターンの方々などに参加していただきました。スタッフの方手作りのお料理とともに和やかな雰囲気の中で、意見交換をしたり、日頃の関心についてみなさん語り合いました。今回の豪華なメニューは:
味噌豚ちゃんこ鍋、いなり寿司、巻き寿司、鶏モモ肉とネギの焼き鳥、タコとセロリのマリネ、ホタルイカとブロッコリーのマヨネーズ和え、色々ワンタン揚げ、グラノーラクリスピー、クッキー、そしてお土産でいただいたお芋のおまんじゅう。
多くの美味しいお料理と飲み物とともにお話も進みとても明るく楽しい時間でした。
今回のテーマは「サラワクの森と東京オリ・パラの気になるお話」。学生インターンの高田くんが、夏に訪れたマレーシア・サラワク州の森林伐採や現地住民の暮らしについて報告をしてくれました。写真やビデオを用いて、現地の声や、悲惨な状況が生に届きました。
サラワクでは、政府が企業とともに連携して違法伐採を行っているそうです。指定された区域よりも広い範囲の木々の伐採に政府は目をつぶっているとのことでした。このような違法活動は地元の少数民族の主張や人権を無視し、彼らの生活を日々犠牲にしています。さらに、森林伐採が盛んに行われるようになった土地には、代わりにパームヤシの植林が進められ、その時に使用される大量の農薬は、かつてはライフラインでもあった川を汚染します。この川はもう食料も飲み水も取れないくらいに汚されてしまい、現地の人々は村と街の行き来を余儀なくされています。このようにして人々を苦しめながらに得られた木材は、市場に出回り東京オリンピックの競技場建設にも使用されているそうです。
高田くんからの発表は参加者全員、大変考えさせられる内容でした。それぞれに思ったこと・感じたことなどをその場で共有し分かち合えるのも、FoE カフェの大きな特徴です。その後に行われた自己紹介では、それぞれ FoE との関わりが生まれたきっかけや経緯、そしてこれからの FoE へのメッセージやお願いなども交えながら楽しくお互いのことを再発見するチャンスになりました。自己紹介をしたあと、FoE カフェは一旦解散になったのですが、その後も数時間おしゃべりが絶えることなく、和気藹々とした雰囲気に FoE Japan の事務所は包まれていました。
私は今回初めてFoE カフェに参加させていただいたのですが、多くのインターンや、明るいスタッフの方々に囲まれ、貴重なお話をいっぱいしていただきました。FoE カフェは、スタッフのみなさんと、サポーターの方々との架け橋であるのはもちろん、インターン同士、そして昔のインターンの方々とも知り合い、より仲良くなる機会でもあるのだなと痛感しました。そして、普段お仕事中とはまた違った顔を新たにお互い知ることのできる機会でもありました。
たくさんの美味しいお料理と楽しいお話、スタッフの方々の信頼と仲の良さもハイライトされた FoE カフェでした。
(インターン 富塚)