ダチン2期地区での植樹活動
「草方格」―砂の流動を抑えるために
37年ぶりに開催された「ナーダム」
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8月25日〜30日、23回目の緑化ツアーを行ないました。参加は10人といつもより少ない人数でしたが、和やかな雰囲気の中、じっくりと現地の自然・生活に触れ、行動し、「砂漠化」の現状を見つめてこれからを考えていただけたと思います。
緑化活動には、ダチンノールをはじめ3つの村を訪問。活動地それぞれに違う砂漠化の状況や緑化の経過を見ながら、ポット苗の植樹や草方格づくりに取り組みました。
ダチンノール村では2期地区で、地元の子どもたちといっしょにマツ・ニレの苗木を植えました。2004年に活動を開始した2期地区。大きく育ったポプラの林、去年種を蒔いたニンキョウの発芽など、あちこちに緑の回復が見られ感激しました。
> ダチンノール村の活動
続いて、南ガラタシ村で植樹活動。ダチンノールと違ってまだ草が少なく、強風にさらされる危険も高いのですが、群れに植える「三角植え」作戦で、元気に育つことを願いながら植えました。
> 南ガラタシ村の活動
最後は、西ハイスカイ村で草方格づくり。まだまだ砂の流動が見られる活動地ですが、風の通り道となる砂丘の谷間に草方格を作り、砂を固定しようとねらい。きれいな格子状の草方格が完成しました。
> 西ハイスカイ村での活動
移動途中には、自然保護区、ウルスンやカンチカの町、瀋陽などの散策も。そして今回は、ツアーで初めて「ナーダム」にも行きました。ちょうどツアー中、37年ぶりという大きなナーダム開催にあたり、急きょ出かけることに。大きな運動場に大勢の人―モンゴル文化に触れる貴重な場でした。
> おまけ
空はすっかり秋の空に変わり、空気もひんやりしてきました。これから一気に寒くなっていくのでしょう。今回植えた苗木が、冬の寒さを乗り越え、強い風に負けずに、しっかりと根を張っていてほしいです。
(レポート:スタッフ和田)
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