1997年に施行された「容器包装リサイクル法」によって、果たしてごみは減ったのでしょうか?
確かにペットボトルの回収率は上がりました。
しかし、温かい飲み物もペットボトルになるなど生産量もどんどん増えています。
コーヒーショップチェーンなどでも、環境負荷の高いプラスチックの使い捨て容器が増えています。
デパート、スーパー、コンビニでは相変わらず過剰包装された商品が、さらに袋に入れられています。
FoE Japanでは、これまで使い捨て容器の削減の活動を展開してきました。
そして、この容器包装リサイクル法を、「リサイクル」よりも「発生抑制」を優先する社会のシステムを築くために効果的な法律として改正する必要があると考えます。
抜本的な規制や経済的なインセンティブの導入なしには、日本が持続可能な社会になることは不可能です。
容器包装リサイクル法は、施行後10年目の2007年に見直しが行われることが定められており、改正に向けた政府の検討作業が今年から本格化します。
そこで、容器包装リサイクル法の改正を求めるNGO、生協など全国100以上の団体が、昨年10月、「容器包装リサイクル法の改正を求める全国ネットワーク」を設立し、関係省庁、事業者、消費者と話し合い、改正を求める署名運動を展開しています。
FoE Japanも、このネットワークに設立準備段階から、積極的に参加してきました。
*「容器包装リサイクル法の改正を求める全国ネットワーク」のHPへ
https://www.citizens-i.org/gomi0/