4月29日〜5月3日、ことしもゴールデンウィークにツアーを開催。この時期では初めて定員を超え、23人の緑化隊が現地に行ってきました。
現地では4月中、寒い日が続いたようですが、ツアー数日前から寒さがやわらぎ、木々も芽吹き始めていました。例年より緑が多いように思えました。
14次隊は、ウルスンとカンチカを拠点に、3つの活動地を訪問しました。最初はダチンノール村の緑化地見学からスタート。活動開始から6年が経過した活動地で、これまでどんな取り組みをし、どんな変化・成果があったのか、成田隊長のレクチャーで見学・散策しました。
「あのとき植えた苗木を見たい」、と参加してくれたリピーターの方は、成長した苗木との再会を喜んでいました。
午後は砂漠宿舎のある農場に戻り、ポット苗と砂漠水田づくりをしました。砂漠水田とは、ビニールを敷いた田んぼのこと。この地域ならではの田んぼづくりを体験したのはツアーでは初めてでした。
> ダチンノール村での活動
次の日はリャンサップ村、その次の日はヤミンアイリ村へ。村の住民といっしょにポプラやヤマアンズの植樹作業を行いました。どちらの村も老若男女が集まり、緑化隊との交流・活動を楽しんでいました。はじめは緊張していても、共同作業ですぐに意気投合。明るい笑い声の絶えない活動でした。
> リャンサップ村での活動
> ヤミンアイリ村での活動
緑化活動のほか、移動途中に大砂丘地帯や自然保護区に立ち寄ったり、農牧民のお家を訪問したり、町を散策したり。現地の自然や生活、食文化まで、いろいろな体験をした5日間でした。 >
14次隊 おまけ
最後に、参加者の皆さんから寄せられた感想を、一部ご紹介します。
- こんなに砂漠化が進んでいるんだという驚きと、そこに植えた木の成長力に、やればできるんだという発見、そして何よりも新しい人たちと出会って、新しい世界を見ることが出来て、本当に楽しく、刺激的な充実した5日間でした。
- 観光ツアーでは見てまわることのできない場所に行くことができ、現地の現実の状況を、体験をもって実感することができました。また、環境問題について意識の高い人々の集まりであるということで、日本に帰ってからの生活を見直そうと思える知識を多く得ることができました。植林だけではなく現地の人々との交流等、環境問題に限らず多くの経験をすることができ、充実感でいっぱいです。
- かつて草原だったところが広く砂漠化してしまっていることはショックでした。そして、なんとかして以前の緑に戻すべく、緑化活動を行う意義はとても大きいと感じました。参加前に疑問に思っていたことも理解でき、有意義でした。最後の地元の方との握手は感動的でした。
- 現地の子供、大人とともに植林活動を行うことで現地の暮らしや考え方を垣間見ることができました。今後は、植林した木々がどのようになるか、また現地の人々の暮らしはどのように変化していくのか、見守っていきたいと思います。
- 予想以上にウルルン体験が出来て大満足でした。あまり何も考えずに参加したのが良かったのかもしれません。もっと長く滞在して、現地の人達と仲良くなりたかったです。そして作業をもっとしたかったです。。。また戻りたい!です
- 楽しかったです。特に、現地の人々との交流ができたのが良かったです。欲を言えば2日目の夜にシャワー屋にいけたら良かったなあと思います。また、通常のツアーに比べ、自由度が高かったのも居心地が良かったです。
- 個人のお宅でお食事させていただいたり、現地の方々と一緒に緑化活動をしたりと普通の旅行では絶対に経験できないさまざまな経験ができて本当に楽しかったです。FoEのスタッフの皆さんも参加されている皆さんも本当にいい方ばかりで新しい人間関係が広がったのも大きな収穫でした。
- 隊の皆が早く仲良くなり、緑化作業に専念できる環境を作ってくれていて、凄く良かったです。フォローも万全で、また参加したい!!と、強く思えるツアーでした。リピーターが多いのも、納得です。地元の人達との交流も随所にあり、国際交流としては勿論の事、目的の緑化活動には、意識を更に高める、本当に良い作用となっているなぁと感じました。
14次隊の5日間 |
1日目
|
AM 成田から瀋陽へ
PM 瀋陽散策後、バスでウルスンへ移動
|
2日目
|
AM ダチンノール村で緑化活動
PM 農場で砂漠水田・ポット苗づくり
|
3日目
|
AM カンチカへ移動 砂丘地帯・自然保護区に立ち寄る
PM リャンサップ村で緑化活動
|
4日目
|
AM アゴラ旅遊区を散策
PM ヤミンアイリ村で緑化活動
|
5日目
|
AM バスで瀋陽へ移動
PM 瀋陽から成田へ
|
|