FoE Japan
気候変動とエネルギープログラム
気候変動とエネルギープログラム トップトピック資料室

気候変動とエネルギープログラム>気候変動適応対策>アグロフォレストリー>一年目の活動報告

 
適応対策
途上国の気候変動適応対策
途上国における気候変動対策支援への提案
コミュニティベースの気候変動適応対策
 
適応プロジェクト
アグロフォレストリープロジェクト
マングローブ再生プロジェクト
マングローブ再生プロジェクト一年目の報告
 
エコツアー報告
ご支援・ご協力
 
アグロフォレストリープロジェクト 一年目の活動報告
 

FoE Japanが支援するインドネシアのルルップ村のアグロフォレストリープロジェクトも4月で二年目に入りました。昨年は、住民との情報共有、気候変動調査から始まり、年度半ばには住民自身でアクションプランを作成し、アグロフォレストリーグループも発足しました。後半は、植林や堆肥づくり研修を実施し、住民は新しい学びを得ることにますます意欲的です。アグロフォレストリープロジェクトはルルップ村を元気にしています。

 


成長した苗木(センゴン)の世話をする住民


苗木と農作物

■ 順調に育つ苗木と農作物

気候変動の影響で雨期が遅れ、10月からの植林の予定が12月にずれこみましたが、植えられた苗木はすくすくと育っています。30cmくらいだった背丈も1mほどにまで成長しました。苗木の周りでも、農作物や家畜用の下草が育っています。

気候変動や開発の影響で作物が採れなくなっていた土地も、必要な気象情報と計画的な農業の導入で見違えるようになりました。プロジェクト二年目の今年度は、乾季でも効率よく水を利用できるように、水供給システムを構築しし、気象変化にも強い農作物栽培の研修を行います。

 

■ コンポスト(堆肥)づくり

河川に垂れ流しにされ、汚染や下流のコミュニティとの紛争の種となっていた畜産農家の廃棄物を、コンポスト(堆肥)化して、農業や林業に利用できるようになりました。

 

コンポスト(堆肥)センター

   

 
プロジェクトに参加したルルップ村の住民の声

 
ジュンバルさん(畜産農家 )

「畜産の管理力の向上を自覚して、プロジェクトに参加して本当に良かったと感じたよ。とても貴重な貴会だと思っている。ミルクの質や生産量も上がっている。それに、私たち畜産農家の廃棄物が堆肥になってコミュニティ内の農業や林業に貢献できる。これからは、モデル地域での成功を他の地域にも伝えていきたい。」

 
シスウォさん(農家)

「プロジェクトによって、土地利用に対する考え方が変わったよ。有機栽培の良さがわかった。自分の稲作地でも有機農法を導入したよ。アグロフォレストリープロジェクトを通して、コミュニティが成長している。もっと多くの住民にプロジェクトに参加してもらいたい。」

スリさん(女性農業グループ)

「プロジェクトの研修に参加し、作物の栽培方法を学びました。今後は、効果的な作物管理を学ぶことで収入向上のチャンスを得たいです。」


スディビョさん(青年農業グループ):
アグロフォレストリーの概念は、環境を上手く管理することで多くのメリットを得られることを教えてくれた。プロジェクトの中では、大人の農業グループや畜産、女性グループなどいろいろな人々と協働できる。コミュニティの発展のためには、みんなで協力して問題を乗り越えなければならない。

   
   

 

アグロフォレストリープロジェクトTOPに戻る

 

 

(c) 2002 FoE Japan.  All RIghts Reserved.

サイトマップ リンク お問い合せ サポーター募集 English