|
|
ちょっと待って!
〜2003年、春。
日本の融資によって作られたダムが稼動?
そのとき私達は・・・〜
現地でFoE Japanのスタッフが
見て感じてきたものとは?
日本の国際協力銀行の融資約800億円で建設が進むフィリピン・サンロケダム。現地ではその巨大なダムの壁と巨大な人口湖がすでに姿を現し、工事が99%まで完了していることを物語っています。日本企業(丸紅、関西電力)が出資して作っている現地の合弁企業サンロケパワー社によれば、2003年早々にもダム発電の商業運転を開始するとのことです。
「――でも、待ってください!
そこには、「ダム建設の中止」を訴えてきた先住民族がいました。
そこには、「ダム発電の商業運転の中止」を叫んでいる農民がいました。
そこには、「自分達の破壊された生活の補償」を求める砂金採取者がいました。
現地では、さまざまな問題が未解決のままです。」
2002年8月から12月までの4ヶ月間、現地で調査を続けたFoE Japanスタッフが、現地住民の声、現地の社会状況、そして、現地住民の生き方を写真をまじえてお伝えします。報告後は、参加者の方との意見交換もおこなう予定です。ぜひご参加ください!
|
|
|
|
|
<京都> |
|
|
|
日時 |
2003年1月13日(月・祝)19:00〜21:00
|
|
|
参加費 |
500円 |
|
|
報告者 |
波多江 秀枝(FoE Japan) |
|
|
<東京> |
|
|
|
日時 |
2003年1月21日(火) 18:30〜20:30
|
|
|
参加費 |
一般 500円 / FoE Japan サポーター 300円 |
|
|
報告者 |
波多江 秀枝(FoE Japan) |
|
|
主催 (お問合せ・ お申込み) |
FoE Japan (担当:波多江)
TEL:03-3951-1081 FAX:03-3951-1084
E-mail: hatae@foejapan.org
*準備の都合上、1月20日(月)までにお申し込みください。
|
|
|
<東京> |
|
|
|
日時 |
2003年1月26日(日) 14:00〜16:00
|
|
|
場所 |
みたかたべもの村(TEL:0422-49-4789)
(JR三鷹駅南口より徒歩3分
みずほアセット信託銀行右の細い道に入って右側。ハマヲ洋傘店2階) |
|
|
参加費 |
500円 |
|
|
報告者 |
波多江 秀枝(FoE Japan) |
|
|
主催 |
フィリピン・ピースサイクル / FoE Japan |
|
|
●サンロケダム・プロジェクトとは?――
ルソン島北西部を流れるアグノ川上流で建設中のサンロケダムは、発電(345MW)、灌漑、水質改善、洪水制御を目的とした多目的ダム。事業の発電部門を担当するサンロケパワー社は丸紅や関西電力などが出資する現地の合弁企業だ。また、事業の総工費12億ドルのうち約7億ドルを日本の国際協力銀行が融資している。このダムは下流で多くの立ち退き者を出すだけでなく、土砂堆積や集水域管理計画の不備により、上流の先住民族にも多大な被害を与えると考えられるため、住民組織や自治体、国際NGOが計画の見直しを求めてきたが、ダム建設は現在99%まで進んでしまい、2002年8月、ダム湖への貯水が開始された。事業者は2003年3月の発電部門の商業運転開始を予定している。
サンロケダムの灌漑部門については、フィリピン国家灌漑庁がダム建設と並行して計画を立案。当初は、「サンロケ多目的ダム事業・灌漑部門」として、アグノ川流域70800ヘクタールの灌漑用水の確保を念頭に計画されてきたが、「サンロケ多目的ダム事業」本体に対する住民の強い反対の声、また、多くの懸念事項から、「アグノ川統合灌漑プロジェクト」と名称が変更され、その規模も34450ヘクタールに縮小された。現在、フィリピン政府は総工費1億3800万ドルのODA拠出を日本に要請している。地元住民は、既存の灌漑用水路のリハビリテーション、古い灌漑用ダムの修理などを求める一方で、大規模な灌漑プロジェクトによる
農地の収用など、多くの懸念を依然として指摘。計画の変更を迫っている。
※サンロケダムに関するより詳細な情報はWEBサイトでご覧いただけます。
→ https://www.FoEJapan.org/aid/jbic02/sr/index.html |
|
|