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オオワシ保護に関する国会質問 (2004年4月26日 参議院行政監視委員会) |
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参議院 行政監視委員会 質問:岩佐恵美議員
日時:2004年4月26日
質問者:岩佐恵美 参議院議員
回答者:日下一正 資源エネルギー庁長官
加藤修一 環境副大臣
中川昭一 経済産業大臣
小野寺浩 環境省自然環境局長
森田嘉彦 国際協力銀行理事
4月26日に行われた行政監視委員会において、サハリン開発により深刻な影響をうけるオオワシの保護について岩佐議員による質問が行われました。岩佐議員は、サハリン開発におけるオオワシへの配慮の程度が、環境省作成の「猛禽類保護の進め方」の基準に照らすと到底認められないものであることを指摘し、その上で、オオワシ保護を政府としてどのように実施しているのか、またサハリン開発におけるオオワシ保護のあり方について、特にプロジェクト実施主体による環境影響評価が適切に行われていない点についてどう考えるか、という点などについて質問しました。
これに対して、政府からの回答では、サハリン事業に関しては環境影響評価に基づいて事業実施主体が適切な措置を講じることが基本であるという考えが示されました。日本政府の対応としては、日露渡り鳥等保護条約に基づいて、オオワシの越冬地である知床半島の保護を行っていくこと、サハリン地域でのオオワシ等の生息状況を把握するための共同研究及びその準備会合の開催をロシア側に提案中であることが示されました。
最後に岩佐議員は、環境社会配慮のためのガイドラインによれば、適切な環境社会配慮がなされない場合には融資等を実施しないという選択肢もありうることを指摘し、融資についてJBICが厳しく対応するよう要請しました。
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