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ウデヘ-The Udege-
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シベリアタイガとの繋がり



 山の中で暮らすウデヘたちは、古来より、森に生息する動植物に依存しながら生活してきました。春になるとたくさんの魚が川にいて、川岸からモリでつくか、釣って魚を捕らえます。捕らえた魚は、天日干しにしたり、ペースト状の保存食にします。また、この時期の魚の皮は固いので、靴の原料にもなります。春には魚肉の加工、靴作りをしています。
















 初夏になると、オオシカの袋角を採るシーズンとなります。袋角は漢方薬の貴重な原料として高く売れますが、その加工処理は、大変労力のかかる作業です。シカの袋角を2、3組採って、肉は干し肉にします。袋角の採取が一段落すると、シラカバの樹皮をはいで、箱、手提げ、柄杓などの日用品を製作します。























 盛夏になると、ヘラジカ猟が始まります。ヘラジカの交尾期で、笛(左の写真で男性が持っているもので、シカの声に似た音が出ます。)でオスを呼び寄せて捕えます。川岸に台を作って肉を干し、冬用の保存食にします。皮は干して靴に、背中の腱は糸にします。









 





 秋になると、シロサケが川を上ってきます。漁場に小屋を建て、家族で住み込みながら漁をします(現在は猟師が一人で小屋に住み、家族は村に残るパターンが多い)。また、この時期からクロテン、リスなどの毛皮動物の狩猟が始まります。クロテンは、昔も今も毛皮の王者で、高く売れます。秋から冬にかけて、集落から離れた猟場の狩猟小屋にこもって、毎日猟をします。春が近づいて暖かくなり始めると、猟場から出て集落へ戻って来ます。



 このようにして、狩猟民族であるウデヘは、季節のサイクルに応じて狩猟・漁労をたくみに組み合わせつつ、自然と共生してきました。現在でもこの生活スタイルは、基本的に変化していません。






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