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ウデヘ-The Udege-
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ウデヘ-The Udege-
                                     ウデヘ(The Udege)は、ロシア共和国に広がるシベ
                                    リア地帯に住む少数民族のひとつです。おもな種族
                                    だけでも30くらいあるといわるシベリアの少数民族は、まとめて「北方民族」と呼ばれています。ちなみに黒澤明によって映画化された「デルス・ウザーラ」(原作:アルセーニエフ)は、北方民族のひとつナナイ人が主人公です。
 左はウデヘ族の少女たちです。民族というと、特徴のある民族衣装を着て生活しているイメージを抱きますが、彼らは普段、日本人と同じように洋服を着ています。儀式や祭礼などの特別な時にだけ民族衣装を身につけます。
 写真をよく見ると、顔つきが日本人によく似ていることが分かります。実は、彼ら北方民族と日本人は、民族のルーツが同じだといわれているのです。 しかし、その暮らしは日本とは大きく異なります。彼らは今も昔も、狩りによって生活を続けています。そしてロシア語を話します(ウデヘ語もありますが、話せる人は年配の方のうちでもごくわずかです)。




 このページでは、「なんだか気になるおとなりの人々」であるウデヘ族の生活や、彼らの周りで現在起こっている問題、彼らの暮らしをとりまく美しい風景などをご紹介します。








 ウデヘはシベリアの南東の端(北海道の北西部にあたります)に暮らしています。ウデヘには民族学上、Bikini, Samargin, Iman, Khor, Aniuke といった小グループの名前がありますが、その名前は彼らが住む川の名前からとったものです。冬は川が凍りつくほどの寒いのですが、夏はおだやかで、秋は紅葉がみごと。北海道の自然に近いといいます。森でおおわれた豊かな土地は、絶滅の危機に瀕している動植物の宝庫でもあります。いまやほとんどその姿を見ることのできないシベリアトラもここに住んでいます。森をよりどころにして生きるウデヘにとって、森をすみかにするトラやクマは神聖な存在でもあります。トラやクマの数が彼らに森の健康状態を教えてくれるからです。
 ウデヘ族の多くは、ビキン川の川岸に村をつくって生活しています。ビキン川はシベリアの代表的な河であるアムール河の支流です。支流といっても信濃川よりもずっと長い大河です。
 ウデヘの比較的大規模な村のひとつに、クラースニィ・ヤール村(Krasny Yar villedge)があります。この村はまだロシアがソビエト連邦を形成していた時代に、少数民族の集団強制移住政策によってできました。ウデヘ族だけではなく、ナナイ族やその他の民族の人々も生活しています。













 クラースニィ・ヤール村のあちこちには、このようなのどかな風景が広がっています。左手の家のほうから人の気配がします。いったい誰でしょうか…?







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