2005年6月1日〜30日
3月25日から、「自然の叡智」をテーマとした国際博覧会「愛・地球博」が開催されています。FoE Japanは、6月1日から30日の1ヶ月間、この万博の市民参加プロジェクト「地球市民村」にBUNDjugend(FoEドイツ青年部)とともに出展しました。誘致の段階から会場周辺の開発における環境破壊など様々な問題があった万博ゆえに、参加にあたっては慎重に議論を重ねてました。その上で、この万博を少しでも環境にとってよいものにしていくために、自ら万博に参加して、NGOとして内側からモニタリング、提言をしていくとともに、この場を生かして、FoEらしく「持続可能な社会」に向けたメッセージを発信していくことにしました。
会場では次のような企画を用意して、来場者の皆さまとともに、未来の地球をどのようにしたいか考えました。
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●化石燃料恐竜くん
パビリオンの主役は、自ら引き起こした地球温暖化により絶滅した「化石燃料恐竜」。自動車、飛行機、石油タンクなど、化石燃料を象徴するモチーフを組み合わせた恐竜です。資源枯渇と地球温暖化という両面で危機が迫る今、「ヒト」は化石燃料に依存して一緒に絶滅するのか、生き残るために別の進化の道を見出すのか? 一緒に考えましょう!
●自然観察日記コンテスト
日本とドイツの子どもたちが自分で選んだ自然界の対象物を一定期間観察して自由に表現した作品を展示。自然に愛着を持つところから「守ろう」という気持ちも生まれます。
●ソーラーカフェ
太陽のエネルギーで沸かしたお湯で入れたオーガニックのお茶で一休憩。ポジティブなエネルギーをゆっくり味わっていただきました。
●容器包装マン
1週間に自分の家庭で出た容器包装ごみを身にまとい、容器包装を買わされている現状に疑問を投げかけました。「ほしいのは中身なのに!」
●50年後の地球へのメッセージ
50年後の地球をどういう地球にしたい?50年後の主役である子どもの来場者を中心に、メッセージを書いて地球の上に貼ってもらいました。集めた子どもたちの声は、ドイツの子ども環境デーにも届けます。
●万博くんのつうしんぼ
この万博はほんとに環境にも人にもやさしいの?来往者の皆さんに「愛知万博くん」のつうしんぼをつけていただきました。万博くんのつうしんぼは、郵送、FAX、ウェブサイトからの送信の各方法で9月20日まで受け付けております。万博を訪れた皆様のつうしんぼをお待ちしております!
また6月にFoE Japanのパビリオンを訪れてくださった皆さまに御礼申し上げます。ありがとうございました。
愛・地球博公式サイト https://www.expo2005.or.jp/jp/index.html
地球市民村公式サイト https://www.global-village.expo2005.or.jp/
BUNDjugend(ドイツ語) https://www.bundjugend.de/
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