それでは、なぜ間伐を行う理由があるのでしょうか。
●間伐を正しく行って、国内の林業を活性化させる
住宅などの用途に使う太い木を育てるには、適度な間伐が必要です。でも人件費も手間も掛かってしまうので、基本的に間伐すらしないか、間伐された木材は山に捨てられたままになっています。
●間伐をして適切な森林管理
間伐をしないと、森の中に日光が入りにくくなってしまい、下草が育ちません。下草が育たないと、山が荒れてきて山の保水力が失われ、土砂災害が起こったり、動物達の食べ物が無くなって街に出てきたりしてしまいます。
●日本国内で木材が調達出来れば、輸入する木材が減らせる
実は今日本で使われている木材は、約80%が外国から輸入されています。その中には国立公園などから盗まれてきた木(盗伐材)もあったり、貴重な動物が住んでいる森から切られたりした木が混ざっています。
間伐材の利用には、多くのメリットがあります。
・ 水源の確保
正しく森を管理することにより、裸地の約3倍の水分を吸収することが出来ます。
・ 二酸化炭素の削減
森林を正しく育てることにより、木を成長させ空気中の二酸化炭素を森に固定します。
・ 花粉症対策
密集した森では木は危機を感じ、子孫を残すために花粉を大量に飛ばすという説があります。
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