FoE Japan
森林プログラム
森林 トップ トピック&キャンペーン 森林ツアー 資料室
森林プログラムトピック&キャンペーン>「日本にふさわしい森林認証制度」創設発起人会議
国産材の推進にむけて 
日本の森林認証制度の必要性について 
SGEC創設発起人会議
日本の森が危ない!間伐材を使ってください。
「日本にふさわしい森林認証制度」創設発起人会議
 日本林業協会を中心にした「森林認証制度検討委員会」では、過去1年間、国産の認証制度を検討してきました。この検討結果を踏まえ、「緑の循環認証会議」を創設することが提案され、3月14日、「発起人会議」が開催されました。

 発起人のメンバーは、林業・木材企業の関係者だけでなく、広く社会に認知された制度にするために、学識経験者や消費者、市民、自然保護関係者、国際環境NGOなど、計72団体の代表者がこれに当たり、この会議に出席しました。

 会議の後半には、検討委員会から提案された制度を審議するための「審議委員会」を作ることが決定され、学識経験者や市民団体などから15名が選ばれ、審議に入ることとなりました。FoE Japanもこれに加わることとなりました。

 日本は木材の純粋輸入国であるため、欧米の先進国に比べ、認証制度の導入、普及がかなり遅れています。違法伐採材の流入の問題が近年クローズアップされ、木材輸入国の責任において、環境に優しい木材を識別する
必要が認識されて、今回の認証制度の創設に業界が動き始めた、と言えます。

 日本では認証材の普及が遅れているとはいえ、FSCという国際的認証制度が既に動き始めており、これとの整合性・協調が、ます問題になってきます。今回の「緑の循環認証会議」は民間ベースの制度を目指すといいますが、林業・木材関連団体には林野庁のOBが多く、林野庁の主導する「森林計画制度」の後押しをするものだと批判する声もあります。認証を受けるには、それ相当の経済的負担が生じます。零細な森林所有者、林業家までをどう取り込めるか、複雑な問題が山積しています。

 FoE Japanとしては、世界の森林資源と日本の森林・林業の双方が、保護・保全・存続される方向を見据えて、審議会に臨んでいく所存です。炭酸ガス吸収機能などの森林の持つ多面的機能が維持されること、また森林に依存している地域社会の、生活と文化を守ることに主眼を置きたいと考えます。
(c) 2002 FoE Japan.  All RIghts Reserved.

サイトマップ リンク お問い合せ サポーター募集 English