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林業活性化・全国大会・発言予定要旨

1 私達、国際NGOがこのような大会で発言させて戴くことになった経過とその意義

森林保護に携わっている日本の国際NGOはパンフレットにある通りで、数の上では少ないと言えます。その一方で、日本の国内には地域の森林保護関連で活躍しているNGOが数百団体あるとのことですが、その多くは植林・枝打などのグラウンドワーク・草の根活動ないしは、山村の「村興し」に参加しています。これらの中に、日本の林政について提言をしているNGOもありますが、内容は皆様が作られる「林政に対する提言」と大きく変わるものではないと思います。

さて私達国際NGOはどちらかと言うと「熱帯林」とか「北洋林」の違法伐採に対する改善要求を当事国政府や業界に対し訴えて来ました。最近では「持続可能森林経営」の導入要求を、また市民参加のある環境保護政策の立案と実行を、欧米や途上国の森林NGOと共同して、各国政府や地域社会に訴えています。これらについてはパンフレットの裏表紙にある通りです。

本来なら、国内の林業問題に精通している「森づくりフォーラム」さんのようなNGOが、ここで発言あるいは提言するのが妥当かと思われますが、今回、主催者の方が私達、国際NGOに発言の場を提供して下さったのは、今や日本の林業は「世界規模の林産物貿易」「地球規模の環境保護」と切っても切れない関係があるからと考えます。21世紀の林政は国内関係者だけでは立案・推進が出来ないと考えられたからでしょう。

私達、国際NGOの側もこれに応えなければと気がつきました。これまで国内の森林保護あるいは林業活性化にあまり注力せずにおりましたが、国内の運動と連携せずには、これから先の運動は有り得ないと考えるに至りました。地球の友ジャパンは「森づくりフォーラム」の団体会員になりましたし、奥多摩での森林ボランティアにも個人的に参加しています、森林組合さん・森林労連さん・合板連合会さんとコンタクトを深め、目下、日本の林業を勉強中です。

以上のような次第で、今日はここに参加させて戴いきました。この場を借りて改めて皆様と共に林業の活性化のために、意見交換を密にする機会を増やして戴く事、お願いする次第です。

1 私達、国際NGOがこのような大会で発言させて戴くことになった経過とその意義
2 私達NGOの活動方針―「林業活性化」と「木材消費量削減」―業界との協調が可能か?
3 森林保護に関する国際的な動きの紹介と、日本の林業への影響

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