6月10日〜15日、12次隊のツアーを行ないました。参加は6人と少なかったのですが、住民や現地協力者、そして参加者同士の交流がじっくりでき、最後には観光もあり、いつもとちょっと違うツアーになりました。
12次隊は、チョグチグー村、ダチンノール村、モンゴル中学校の3つの活動地を訪れました。
最初はチョグチグー村。今年あたらしく活動を始めた村で、緑化隊が訪れたのは今回初です。村では4月から、村民が柵を設置しポプラを植えています。6月はポット苗の植樹。午前中の作業で、ニレとマツ250本を植えました。
> チョグチグー村での活動
その日の午後、同じマンハン地区のウリトンビリガさんを訪問しました。「家庭農牧場支援」の支援家庭のひとりです。10戸共同で昨年始めた緑化の経過や、家の畑や果樹、水田を見せてもらいました。
立派な畑を作っているすぐそばに、砂漠が押し寄せているという状況で、それでもその砂漠に苗木が育ち、草が増えていることに感激しました。
次はダチンノール村。2期地区で草方格づくりをしました。稲ワラをザクザクと砂に埋め込むやり方で、完成した草方格に牧草の種まきもしました。去年の草方格は砂の流動をちゃんと抑えているようです。種まきした牧草は、砂を覆うように育っていました。
> ダチンノール村での活動
カンチカに移動し、蒙古族実験中学校で植樹活動の日。朝から強い雨とカミナリでした。残念ながら活動は中止にし、学校訪問をしました。去年統廃合され、できたばかりの新しい中学校。教室の生徒たちの目の輝きに、日本からの緑化隊はみんな驚きました。
> 蒙古族実験中学校への訪問
最後は瀋陽1日観光。5月から開催されている瀋陽世界園芸博覧会、歴史ある瀋陽故宮や北稜公園を観光し、瀋陽のにぎやかな繁華街を散策しました。
日中は夏のような暑さだった6月。緑が少なかった前回(4月)に比べ、木々は芽吹き青々としていました。各活動地でも、春に植えた苗木がよく活着しています。ダチンノール村では11次隊の植えたポプラがほぼ全部活着しているのに驚きました。新規の活動も始まり、今後の緑の成長が楽しみです。
1日目
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成田から飛行機で瀋陽 バスでウルスンへ移動
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2日目
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AM チョグチグー村で緑化活動
PM 農牧民訪問、家庭農牧場見学
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3日目
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AM ダチンノール村で緑化活動
PM カンチカへ移動 タービンチャガン・大青溝に立ち寄る
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4日目
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AM 蒙古族実験中学校を訪問
PM バスで瀋陽へ移動
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5日目
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瀋陽1日観光
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6日目
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瀋陽から成田へ
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