ダチンノール村、小学生と
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リャンサップ村の植樹作業
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途中で立ち寄った自然保護区
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4月29日〜5月4日、11回目の緑化ツアーを開催。今年は例年より寒く、木々はようやく芽吹き始めるという、苗木を植えるのにちょうどよい時期でした。
集まったのは、若い社会人を中心に14名。ダチンノール村とリャンサップ村、2つの活動地を訪れ、地元の人たちとの共同作業・交流を楽しみました。
最初に訪れたのはダチンノール村。地元の小学生、村の住民といっしょに、ポプラの植樹、草方格づくりに取り組みました。
ほかにポット苗づくり、緑化地の見学も。緑化開始から5年、2年、手つかずの場所、それぞれの違いから、緑化の経過を見ることができました。
> ダチンノール村での活動
リャンサップ村では、村の住民といっしょに植樹作業をしました。村では4月下旬から住民が植樹を始めています。植える苗木は、満斗中学校の苗畑で生徒が育ててきたポプラ。村に行く前日、私たちも苗木掘りをしました。
植樹作業にはたくさんの住民が集まりました。この日は強風で、砂が飛ぶなか大変な作業になりました。植えたポプラがやがて防風林になって、砂の流動をおさえてくれる日が早くくるといいです。
> 中学校で苗木掘り
> リャンサップ村での活動
地元の人たちとの共同作業は、“砂漠に緑をとりもどそう”というひとつの思いで、みんなの気持ちがつながることを感じました。こういうつながりをこれからも大事に育てて、緑を広げていきたいと思いました。
今回参加した11次隊も、現地体験を通していろいろなことを感じてくれたと思います。
最後に、皆さんの感想を一部ご紹介します。
- 想像以上に内容が濃くて、楽しくて、満喫できました。一時の楽しさではなく、充実感で一杯で、また、自分の人生において考えさせられる事が多かったです。砂漠緑化の問題を通して、あらゆる大きな問題に対しても、ただ悲観的になるのでなく、周りの人と協力しあい、着々と前に進めば希望が見いだせるのではないかなぁと感じさせられました。
- 自分が貢献したこと以上に自分自身にいろいろな贈り物をいただいたような気がします。植林がどういうものかという知識だけ身につけるのではなく、自分の足で歩き、自分の手で植林をすることの意味を強く実感しました。そして、つくづく自然は偉大だと思いました。
- 日本での自分の生活にいかに無駄が多いかを痛感しました。帰国後、これまでは必要だと思っていたものが無駄なものに見えてきて、一気に片付けました。これからはシンプルな生活を心がけます。
- 学生時代にバックパッカーで5回ほど海外に行きました。そのどれよりも充実感があったツアーでした。中国を知り
、ホルチン沙漠の自然と生活を知り、自然に溶け込んだ日常のすがすがしさを感じ、環境に関心がある仲間ができる、シアワセいっぱいの6日間でした。
1日目
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成田から飛行機で瀋陽 バスでウルスンへ移動
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2日目
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ダチンノール村で緑化活動
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3日目
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AM 農場(砂漠宿舎)苗畑でポット苗づくり
PM ダチンノール緑化地見学
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4日目
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AM カンチカへ移動 タービンチャガン・大青溝に立ち寄る
PM 中学校の苗畑で苗木掘り
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5日目
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AM リャンサップ村で苗木の植樹
PM バスで瀋陽へ
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6日目
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瀋陽から成田へ
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