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2度目の炭焼き、そば殻で

7月20日。一昨年8月に続き、2度目の炭焼きを烏雲農場で行いました。
現地は秋から春にかけて空気が乾燥し強い季節風が吹き荒れます。こんな中での炭焼きは火事の心配も大きく危険です。そのため、暑い真夏の炭焼きとなりました。

今回は、砂漠での植林にも使いやすい小粒な炭を作ろうと“そば殻”を使いました。日本では“もみ殻”をよく使います。私たちの活動地のある庫倫旗は“そばの郷”とも言われ、そば栽培が盛んなことからそば殻が豊富にあるのです。

里山再生プロジェクトで昨年行った「もみ殻燻炭づくり」をヒントに、里山の炭焼き仲間に指導・協力いただきました。

道具は現地で調達したドラム缶、ステンレス洗面器と煙突です。ドラム缶は蓋を外し、下部には吸気口を開け、空気調節蓋も用意。洗面器はその中におき火を入れるので、たくさん小さな通気口を開けました。これで準備万端。当日には炭焼き現場は焼きあがった炭を冷やす場所と消火用水の準備もしました。

ドラム缶窯を2つ並べて炭焼きが始まりました。大きな南京袋いっぱいに入ったそば殻は約20kg。おき火を入れた後、これをドラム缶に入れると、1袋でちょうどドラム缶がいっぱいに。煙突から立ち上る煙の量・色を見ながら吸気口を調節し焼き上がりを待ちます。時々風下になると煙いのですが、懐かしい気持ちのいい煙でした。

焼きあがってドラム缶窯から炭を取り出してみると、見事な出来でした。3日間で6袋のそば殻を炭に仕上げることが出来ました。予想以上に速く、うまく出来上がり、これならこれからも続けて炭を作るぞ、とまたまたやりたいことが増えました。

炭はさっそく、7月末の19次隊の植林や苗木作りに活用しました。8月の20次隊でもこの炭を土壌改良剤として使う予定です。どんな効果が表れるのか、苗木の成長を見るのが楽しみです。

たくさん残っている炭は地元農民で研究熱心な人にプレゼントし、植樹や畑に施用してもらい炭の効果を実感してもらおうと計画中です。

 

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