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プレスリリース
「サンロケダムの問題解決と融資決定前の審査改善を求める要望書を提出」 (2004.05.18) |
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地元の問題解決と融資決定前の審査の改善を!
フィリピン・サンロケダムに関して日本政府・JBICへ要望書を提出
ご賛同いただいた15団体49個人の方々、どうもありがとうございました!
5月18日、「フィリピンのサンロケ多目的ダム事業に関する要望書」を、日本政府(財務省)、国際協力銀行(JBIC)に提出されました。要望書の本文はWEBサイト(PDF:25KB)にてご覧いただけます。
→https://www.FoEJapan.org/aid/jbic02/sr/pdf/20040518.pdf
ご賛同いただいた15団体49個人の方々に、改めて感謝申し上げます。どうもありがとうございました。引き続き、皆様のご協力をよろしくお願い致します。
また、同日(2004年5月18日)に行なったJBICとのサンロケダムに関する会合のなかで、FoE Japanは、「現在/これまでの問題状況に対するFoE
Japanのコメント」を提出しました。同コメントもPDFファイル(23KB)にてご覧いただけます。
→https://www.FoEJapan.org/aid/jbic02/sr/pdf/20040518c.pdf(PDF:23KB)
●フィリピン・サンロケ多目的ダム事業とは?――
ルソン島北西部を流れるアグノ川上流で建設中のサンロケダム(345MW)は、発電、灌漑、水質改善、洪水制御を目的とした多目的ダム。事業の発電部門を担当するサンロケパワー社は丸紅や関西電力などが出資してつくった現地の合弁企業だ。また、事業の総工費10億5千万ドルのうち約7億ドルを日本の国際協力銀行が融資している。このダムは下流で多くの立ち退き者を出すだけでなく、土砂堆積や集水域管理計画の不備により、上流の先住民族にも多大な被害を与えると考えられるため、住民組織や自治体、国際NGOが計画の見直しを求めてきたが、ダム建設はすでに完了。2003年5月に発電部門の商業運転が開始された。
灌漑部門については、フィリピン国家灌漑庁がダム建設と並行して計画立案を進めてきており、現在、総工費1億3800万ドルのODAによる拠出を日本に要請している。地元住民は、既存の灌漑用水路のリハビリテーション、古い灌漑用ダムの修理などを求める一方で、大規模な灌漑プロジェクトによる農地の収用など、多くの懸念を指摘。計画の変更を迫っている。
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