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地元サンスター・パンガシナン紙 2004月9月6日記事 |
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サンロケダム 洪水の解決策にはならず
Fred P. Macaraeg署名記事
ダグパン―― サンロケ多目的水力発電ダムはパンガシナン州やDagupan市の洪水の解決策にはなってない。
TIMMAWAとBayanは声明文を発表し、2週間前、同州を襲った継続的な激しい雨の最中にダムから大量の放水がなされたことに遺憾の意を示した。
9月3日、フィリピンに台風が接近した際、激しい雨が降る危険性から、洪水吐き2門が開放され、貯水池の水が流されたが、これは、サンロケ多目的水力発電ダムの洪水吐きの管理者が教訓を学んだ結果だ。
2つの水門は、南西モンスーンを誘発すると予測された台風Ninoを見越し、0.5メートルずつ開かれた。
同ダムの洪水吐き管理部長で水理学者である技術者Alex Palada氏は、台風はルソン全域に激しい雨をもたらすことが予想される、と語った。
台風が南西モンスーンを誘発し、激しい雨をもたらしても、貯水池の臨界レベルを突破しないよう、「少しずつ放水するほうがよい。」とパラダ氏は言った。
ダムからの放水はアグノ川の水位を上昇させるだろうが、溢れ出して低地が洪水になることはないと、彼は認めた。
TIMMAWAは、先日の激しい雨に伴うダムからの放水はパンガシナン州だけでなく、隣接する州にまで洪水を拡大させた、と言っている。
TIMMAWAやBayanのグループは、同ダムが操業を始める以前から、大規模な洪水の可能性についてすでに警告してきた、と語った。
しかし、フィリピン電力公社は、サンロケダムは1ヶ月間の雨と、さらにビンガダムやアンブクラオダムからの放水を容易に受けとめることができる、と豪語していた。
TIMMAWAらは、稲の花がちょうど咲き始めたところだったのに破壊されてしまった、と述べた。幾つかの養殖池も洪水で、すっぽりと水に覆われてしまった。
>現地NGOプレス・リリース 「パンガシナン州の洪水制御のため サンロケダムを中止して!」 (2004年8月28日)
>現地NGOプレス・リリース 「サンロケダムを中止して!」 (2004年9月3日)
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