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サンロケダム
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地元パンチ紙 2004月9月6日記事
サンロケに対する集団訴訟も考慮

バヤンバン―― サンロケダムの管理は窮地にある。

バヤンバン町長は、サンロケダムの管理が原因で同町がまた激しい洪水に見舞われたなら、集団訴訟を起こすと脅している。一方、下院議員も、この地域に長く続いている洪水問題の解決を公共事業高速道路省(DPWH)に迫るよう、ルソン中部・北部の議員らを促している。

Leocadio de Vera Jr.町長はPUNCH紙に対し、彼の選挙区民は損害を被っており、継続的な洪水のために数百万ペソに値する農業やインフラを失い、また、先週、最悪の状態に陥った、と語った。

De Vera町長は、深い洪水によって、70以上もの村の人々は立ち往生を強いられ、交易も中断した、と言った。

「また同じようなことが起これば、私たちはサンロケ(の管理)に対して集団訴訟を起こすだろう。」とDe Vera町長は述べた。

もしダムからの放水が徐々に行なわれ、臨界レベルに達する前に放水されていたとすれば、激しい洪水は起こらないだろう、とDe Vera町長は考える。

しかし、ダム操業のための洪水予報および警告システムに関するフィリピン電力公社の責任者である技術者Alex Palada氏はサンロケダムの擁護に回っている。彼は以前、ラジオのインタビューの中で、サン・マニュエル町のサンロケダムはパンガシナン州や隣接する州の洪水とは何ら関係ないと説明した。彼は、ダムの放水はアグノ川に向けて行なわれており、ラジオ局の放送を通じ、警告もなされ、ゆっくりと放水された、と言った。

(パンガシナン州)第3地区の下院議員Generos Tulagan氏は別の日のインタビューで、PUNCH紙に向かい、ルソン中部・北部の下院議員とDPWHとの間で話し合いをする際には、下院の歳出委員会も含まなければならない、と提案した。

Tulagan氏は、もうひとつ考えられる別の選択肢は、サンロケダムの操業に関する公式の調査だ、と述べた。彼は、ダムがなぜ大量の水を包含することができず、パンガシナン州に向けて放水する結果となってしまったのか、疑問を投げかけた。この点に関する調査を求める決議は、下院ですでに提出されている一方で、上院議員Richard Gordon氏によっても同様の決議が上院で提出されている。

Tulagan氏は、彼が海外援助事業の一定の資金を反洪水事業に転換できないか調査している、と述べた。

彼は、優先度の低い道路事業の資金を洪水で破壊された学校の再建に当てるべきだと提案した。


現地NGOプレス・リリース 「パンガシナン州の洪水制御のため サンロケダムを中止して!」 (2004年8月28日)

現地NGOプレス・リリース 「サンロケダムを中止して!」 (2004年9月3日)  
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