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住民グループ ポジション・ペーパー(未支払いの土地・砂金採取の補償に関連して)  
2004年10月6日


TIGNAY DAGITI MANNALON A MANGWAYAWAYA ITI AGNO (TIMMAWA)
(PEASANT MOVEMENT TO FREE THE AGNO RIVER)
アグノ川の自由な流れを取り戻す農民運動


影響を受けた土地や失った生計手段に対する補償、および、
砂金採取者の選定に関するポジション・ペーパー


私たち、アグノ川の自由な流れを取り戻す農民運動(TIMMAWA)は、サンロケダムの建設や操業によって影響をうけた土地、財産および喪失した生計手段に対する正当かつ迅速な補償を受け取る権利を擁護し、また、要求する。

私たちは、サンロケダムの操業によって破壊されてしまった、また、破壊されている土地、家屋、作物およびその他の財産に対する正当かつ迅速な補償の支払いを要求する。1998年以来、土地やその他の財産は破壊されてきた。また、サンロケダムによって引き起こされた洪水は土地や家屋を破壊し続けている。私たちは、これらの家屋および土地に対する補償の支払いを要求する。私たちはまた、フィリピン電力公社/サンロケパワー社によって占有されている土地のなかで、依然として破壊されていない土地を返還し、もう一度、農民がその土地を耕作できるようにすることを要求する。

私たちは生活の糧を失った砂金採取者に対し、正当かつ迅速な補償を行なうよう主張し続けてきた。さらに、私たちは、以下の理由により、フィリピン電力公社(NPC)が行なっている選定のプロセスを公けに中止している。

まず第一に、砂金採取者であるか否かを決定することが、行なわれている選定の目的であるならば、NPCは真の砂金採取者であることを証明する、あるいは、否定する立場にはない。私たちは、砂金採取者の仲間同士のみが、砂金採取者であるかどうかを証明できると考える。この証明(訳者注:TIMMAWAのメンバーが砂金採取者であること)については、すでにTIMMAWAが2001年に組織化された際に、すでに当然と考えられていたことだ。

第二に、NPCによって提示されている質問は、砂金採取者であることを確認するには不適切であると考える。それは私たちのメンバーに困惑と混乱をもたらすだけだ。それらの質問は、TIMMAWAとNPC、町長が合意したものとはまったく違うものである。

継続に関して、TIMMAWAのメンバーに政治的見解や意見を問う質問は、それがどんなものであろうと、私たちの団結の基になっているもの、また、サンロケダムやその他の関連事業に私たちが強く反対していることで、その答えがすでに明らかだということを、きっぱりと主張したい。

第四に、私たちは、喪失した収入源に対するローン形式でない補償を要求する。ローン形式の補償は私たちをさらに貧困に追いやり、負債を増やすだけだろう。

どんな生計支援プロジェクトも、破壊されてしまった私たちの以前の生計手段に取って代わるものでもないし、それに勝るものでもないことを強く主張する。私たちは、生活を向上させ、以前の生活の質を取り戻し、また、サンロケダムの半永久的な破壊、危険性を取り去るための唯一の答えは、サンロケダムの操業を中止し、ダムを撤去すること、そして、アグノ川の自由な流れを取り戻すことだと、私たちは固く信じている。  
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