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「限りない日本からの開発資金
揺れ動く地元では何が起こっているのか?
――フィリピン直送 現地報告!」
毎年、世界銀行に匹敵する額の融資契約を結んでいる日本の国際協力銀行(JBIC)(2003年度のデータによれば、世界銀行185億ドルに対し、JBIC177億ドル)。その資金源は税金や郵便貯金、年金といったように、私たちと大変関わりの深いものです。毎日、私たちのお金を使って、発電所、ダム、道路、港など、さまざまな事業が海外で行なわれています。
しかし、実際にそのお金が使われている現地の状況を知る機会は滅多にありません。例えば、私たちは、インターネットでJBICのウェブサイトを検索する、あるいは、JBICの『年次報告書』などの刊行物を読むことができるでしょう。しかし、そこでは私たちが知ることのできないことも多くあります。
「地元の住民の中には、ダムがどんな構造物かも知らないまま、理解することのできない英文の立ち退き合意書に署名した人もいます。」「事業には反対していても、日々の苦しい生活のなか、事業の終了後になくなることがわかっている建設現場での雇用を受け入れる人もいます。」
報告会では、そうした日本が深く関わる事業の影響を受けている地元住民の声や生活、現地の社会状況、住民の生き方をフィリピンに駐在するFoE Japanのスタッフが写真をまじえてお伝えします。サンロケダム事業の問題を中心に、ミンダナオ石炭火力発電所、ボホール灌漑事業などの事例を報告した後は、参加者の方との意見交換もおこなう予定です。ぜひご参加ください!
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<京都> |
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日時 |
2005年2月13日(日)14:00〜16:00 |
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参加費 |
300円 |
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報告者 |
波多江 秀枝(FoE Japan) |
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<東京> |
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日時 |
2005年2月23日(水) 19:00〜21:00 |
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参加費 |
一般 300円 / FoE Japan サポーター 無料 |
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報告者 |
波多江 秀枝(FoE Japan) |
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主催 (お問合せ・ お申込み) |
FoE Japan (担当:波多江)
TEL:03-3951-1081 FAX:03-3951-1084
E-mail: hatae@foejapan.org
*準備の都合上、2月22日(火)までにお申し込みください。 |
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●サンロケダム・プロジェクトとは?――
ルソン島北西部を流れるアグノ川上流で建設されたサンロケダム(345MW)は、発電、灌漑、水質改善、洪水制御を目的とした多目的ダム。事業の発電部門を担当するサンロケパワー社は丸紅や関西電力などが出資してつくった現地の合弁企業だ。また、事業の総工費12億ドルのうち約7億ドルを日本の国際協力銀行が融資している。このダムは下流で多くの立ち退き者を出すだけでなく、土砂堆積や集水域管理計画の不備により、上流の先住民族にも多大な被害を与えると考えられるため、住民組織や自治体、国際NGOが計画の見直しを求めてきたが、ダム建設はすでに完了。2003年5月に発電部門の商業運転が開始された。
灌漑部門については、フィリピン国家灌漑庁が「アグノ川統合灌漑事業」として、ダム建設と並行して計画立案を進めてきており、現在、総工費1億3800万ドルのODAによる拠出を日本に要請している。地元住民は、既存の灌漑用水路のリハビリテーション、古い灌漑用ダムの修理などを求める一方で、大規模な灌漑プロジェクトによる農地の収用など、多くの懸念を指摘。計画の変更を迫っている。
※サンロケダムに関するより詳細な情報はWEBサイトでご覧いただけます。
→ https://www.FoEJapan.org/aid/jbic02/sr/index.html |
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