***署名活動は終了しました***
アムールヒョウの生息環境を守るよう要請する署名活動の結果、2月末までに3268名もの署名を頂きました。たくさんの方のご協力ありがとうございました。皆様から頂いた署名は、要請文書と一緒に後日、日本政府へ提出いたします。
生息数わずか約30頭、絶滅の危機に瀕している豹、アムールヒョウ。今、そのヒョウの生息地に、日本の協力するロシアの石油パイプライン計画で、ますます大きな危機が迫ろうとしています。
パイプランの建造予定ルートとターミナル施設の建造予定地とを変えて、アムールヒョウの生息環境を守るよう日本政府に要請する署名アクションに、ご協力ください!
>署名用紙のダウンロード【和文】(PDF)
>署名用紙のダウンロード【英文】(PDF)
野生ではわずか30頭の生息数にまで減少したアムールヒョウ。ヒョウが生息しているのは、ロシア沿海州にあるケドロヴァヤ・パジ自然保護区です。もともとこの地域はヒョウが生息できる豊かな生態系に恵まれた土地でしたが、道路建設などのさまざまな要因により、今その生息が危機的な状況に瀕しています。
それに追い討ちをかけるように、現在、ケドロヴァヤ・パジ自然保護区のそばに石油パイプラインを敷設し、ペレヴォズナヤという地域にパイプラインのターミナル施設を建設する計画が持ち上がっています。
この計画は東シベリアで生産される原油を太平洋までパイプラインで運ぶ事業で、「太平洋パイプラインプロジェクト」と呼ばれます。第一次エネルギーの9割を輸入に頼る日本にとって、エネルギー供給源の多様化の観点から非常に重要な位置づけをされています。日本政府や日本企業は、現在このプロジェクトへの資金面を含めた協力を模索しています。
ロシアの環境保護団体が共同で発表した調査報告書によれば、ターミナル施設の建設予定地となっているペレヴォズナヤ湾は、数々の小さな島で取り囲まれた浅い湾で、タンカーの航行に危険が伴うこと、油流出事故の発生リスクも高いことなどが指摘されています。また南西にある極東海洋自然保護区への影響も懸念されます。一方、既にターミナルを持つナホトカ湾近辺に、パイプラインルートを変更するといった対策の検討も必要です。
日本政府にこのような状況を十分に認識していただき、環境影響を回避または最小限するための具体策を十分考慮していただくよう、また、それを十分に検討した後に事業への協力の判断を行っていただけるよう、要請する署名にご協力ください。
◆署名の方法◆
締め切り:2月末まで
方 法:大変お手数ですが、署名用紙(PDF)をダウンロードし印刷してものに直接署名をしていただき、
以下にファックスか郵送で送りください。
>署名用紙のダウンロード(PDF)
送り先 :国際環境NGO FoE Japan
住所:〒171-0031 東京都豊島区目白3-17-24-2F
FAX : (03)3961-1084
お問い合わせ:国際環境NGO FoE Japan 神崎・野口まで
>太平洋パイプラインプロジェクトについてはこちらをご覧ください(日本語)