クズ、セイタカアワダチソウ、オオブタクサ、アズマネザサ――放っておくと増えすぎて単一な植生となり、そのうえ防除が困難な4種類の草について、毎年分布を調べています。
クズは、範囲が広がっています。日当たりのよい草地はとくに繁茂が激しく、毎年秋にはクズを一掃しているのにもかかわらず、同じように繁茂し、左右と斜面を下っていくように広がっていました。
現在の「草地として維持する」という目標植生を見直すなどの対策が必要だと思いました。
セイタカアワダチソウは、今回の調査では多く見られませんでした。でも、6月にはかなり広がっていました。クズと戦って負けたのか、クズに覆われ見えなかっただけなのか?
アズマネザサは、全体にありましたが、小さいものが多かったです。いちど刈るとしばらく落ち着いているようです。
オオブタクサは、16号沿い(図の左側)が去年より増えたようです。去年、オオブタクサ刈りをしなかったのですが、そのため広がったのかもしれません。今年は種を飛ばす前にオオブタクサ刈りを行い、来年の変化を見てみようと思います。
(調査日:2005年9月11日)
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