連続講座「樹木をとりまく環境モニタリング」が始まりました。 >概要はこちら
1回目は、ビオトープ施工管理士であり植物・生物に造詣の深い岩崎哲也先生を招いて、虫をテーマに勉強&観察をしました。
午前は室内講義。虫がテーマということで、虫が生息する空間、ビオトープの基礎知識から始まり、後半は、カマキリ・バッタに絞って、見分け方・鳴き声を写真と音声で予習しました。「ジリジリジリ」や「ジ・ジ・ジ・ジ」の表記を確認しながらみんな熱心に聴いていましたが、微妙な違いなので、むずかしい・・という声も。
でも森に行ってからは、耳をすますとたくさん虫が鳴いていて、これは何、その背景の「ジリリリリ・・」は何、というふうにその場で先生の解説を聞くことができ、ちょっとずつわかってきたような気がしました。
草地には、バッタもカマキリもコオロギもたくさんいました。みんなそれぞれ、虫とり網や手で捕まえてきて、これは何?と先生に聞いたり、図鑑やプリントで確認したりしました。覚えられたのはまだまだ一部なので、これからも解説プリントを手に挑戦したいと思います。
“ミヤマアカネ”というトンボが見つかり、先生が驚いていました。都内ではめずらしいようです。カマキリがたくさんいましたが(それもチョウセンカマキリではなくオオカマキリが多かった)、それはえさとなる昆虫がもっとたくさんいるということ。参加者から「こんなにたくさん虫がいたなんて知らなかった」という感想も。新たな視点で宇津木の森を知ることができた1日でした。
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