ケニア円借款案件(ソンドゥ・ミリウ水力発電事業)
最新情報(2001.5.18)

イースト・アフリカン・スタンダード

East African Standard

ケニア電力公社によるジャーナリスト訴訟に関する会合開催を禁止

デニス オルオチ

【ケニア】 2001518

 ケニア電力公社は昨日、フリージャーナリストが起訴されている訴訟にまつわる会議の開催を禁止された。

 キスム地方判事のカトカ・ノモ氏はまた、ジャーナリストのアルグウィング・オデラ氏に対し、法廷外での同訴訟に関する発言を一切禁止した。

 オデラ氏の弁護人のステファン・コポット氏は、ケニア電力公社の役員アルフレッド・オキンダ氏による同訴訟に関しての発言を抑えるべく禁止命令を求めていたが、ノモ判事はこれを受けて発令に達した。コポット弁護士によると、ケニア電力公社は今年の111日に会合を持ち、その会議の中で、水力発電事業で悪影響を受ける市民やNGOのアフリカ・ウォーター・ネットワークからあげられた苦情について討議していた。

 判事は、ケニア電力公社やオキンダ氏をはじめ、同訴訟に直接的並びに間接的に関与する当事者にも以前被告人に警告したのと同じような対処が必要になり兼ねないと述べた。

 ノモ判事は、「この訴訟に際して、法のあからさまな軽視は、当法廷の強硬な処置を免れない。」と警告するとともに、この訴訟に関与する当事者は皆例外なく、同刑事訴訟にまつわる会議の開催を避けるよう促した。

 
 

 

  →→このプロジェクトに関するトップページに戻る