確実に温室効果ガスを削減するための法律をつくろう
2008年8月1日、FoE Japanは、温暖化防止活動に取り組む国内NGOと共同で、日本が先進国として責任ある温室効果ガスの削減を確実に行い、低炭素社会にシフトしてくためのしくみづくりを求め、「MAKE
the RULEキャンペーン」を開始しました。
●今必要なのは社会のしくみをかえること
北極の氷がこの30年間で約4割も減少し、ホッキョクグマが絶滅の危機に瀕するなど、すでに世界各地で、地球温暖化の深刻な影響が現れています。
科学の知見は、温暖化の危険なレベルの影響を回避するためには、今世紀半ばまでに工業化以前からの気温上昇を2度以下に抑えるべきこと、そのためには、世界の温室効果ガスの排出を、90年レベルの半分以下に抑える必要がることを警告しています。歴史的排出責任のある先進国は、80%以上の削減が求められます。
しかし、日本は、京都議定書の90年比6%削減の目標に対してすら、7%増加しているのが現状です。エコ活動がブームになっても、世界に誇る省エネ技術があっても、排出を減らすことができなかったのは、削減を担保するしくみをつくってこなかったことの結果です。だから今、MAKE
the RULEキャンペーンが始動しました。
●MAKE the RULEキャンペーンがめざすこと
日本において、以下の内容を約束する法律を実現すること
1) 温室効果ガスを中長期にわたって、確実に削減すること(2020年30%、2050年80%)
2) 排出を削減する人・企業は報われ、多く排出する人・企業には相応の負担を求める社会経済にすること
(炭素税、排出量取引制度、自然エネルギーの固定価格買取制度など)
●声をあげよう、行動しよう
キャンペーンは、地球温暖化問題に関心を持つ多くの市民の声を、様々なかたちで「見える化」しながら、ムーブメントを作り出していくことで、政治にプレッシャーをかけ、京都議定書の次の枠組みが決まる2009年12月までに、日本政府が、中長期の目標とその達成のための道すじ、削減のためのしくみづくりを、法律として約束することを求めていきます。
◇ウェブサイトから 地元の議員にお願いメールを送る
◇携帯から 賛同メッセージを送る
◇署名用紙で 国会への請願に署名する
その他、イベントやウェブ上の企画など様々な参加の機会があります。
あなたの声が、行動が、変化を起こす力になります。
※詳細は、公式ウェブサイトをご覧ください。
※ボランティア募集!
※毎年12月、COP会合に合わせて、世界の市民が気候政策の前進を求めて行動します。
今年は、12月6日(土)が世界一斉の行動の日(グローバルアクションデー)です。
MAKE the RULEキャンペーンでは、この日に全国12都市で一斉アクションを行います。
FoE Japanは、有楽町マリオン前のアクションに参加します。詳しくはこちら。(2008年12月1日)
※温暖化に関する議員アンケート結果発表 (2008年11月13日)
※イベント
セミナー
「『グリーン・ニューディール』は実現するか」 in 京都 (2009年3月27日)
議員会館内セミナー(第1回) (2009年3月5日)
セミナー in 大阪 (2008年9月30日) 終了