2003年12月9日、来日中のスターバックスコーヒー米国本社環境・CSR部長ベン・パッカード氏は、スターバックスコーヒージャパンの経営企画室長らとともに、FoE
Japanの事務所を訪れ、1時間半にわたって容器に関する話し合いを持ちました。
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NGOの協力は大切、とパッカード氏
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冒頭、FoE Japanは、パッカード氏に対し、スターバックスコーヒージャパンに対するリユース容器への転換を求めるキャンペーンの意図と経緯を説明しました。パッカード氏は、米国のスターバックスでは、使い捨て容器の使用は今後も続けるが、紙コップに再生紙を使用することで環境負荷を少なくする予定であり、プラスチックについては生分解性プラスチックの使用も視野に入れていることを説明しました。これに対し、FoE
Japanは、テイクアウトの使い捨て容器に関しては素材の転換も評価できるが、店内では、最も環境負荷が低く、おいしく味わえるリユース容器にすべきであるとの意見を述べました。
パッカード氏は、世界各国のスターバックスコーヒーでも、米国同様に使い捨て容器の素材の転換をすすめたいとしながらも、リユース容器への転換を含め、どのような容器を使用するかは、各国それぞれの法制度と顧客のニーズによって決めるべきであるとの見解を明らかにしました。また、環境に配慮した経営をすすめるにあたっては、NGOとの協力が重要である点を強調しました。
同席したスターバックスコーヒージャパンは、リユース容器が最も環境負荷が少ないことは認識しており、まずは店内のホットドリンクを原則マグで提供していくことから実施していきたい、各店舗での転換状況は、今後定期的に調査して報告する旨の意欲を示しました。
FoE Japanは、この発言を歓迎し、今後の変化を大いに期待します。
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