6月4日〜10日、9回目の砂漠緑化ツアーを行いました。8名の緑化隊が内モンゴル・ホルチン沙漠を訪れ、現地の人たちとの交流を楽しみ、砂漠化のすごさを実感し、緑化によって再生する自然に驚き、そしてダチンノール村の緑化に力を合わせました。
△稲ワラで草方格づくり
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△2期地区のポプラ
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△マンハンに広がる砂漠
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ダチンノール村では、昨年から2期地区の緑化を開始しています。
今年は1期地区との境の部分(1期地区の西側)を重点的に緑化する計画です。ここの砂を固定して、1期地区に植えた苗木を守るのがねらいです。
9次隊は、草方格(稲ワラを3〜4mの格子状に埋め込む)のマスの中に、マツ・ニレの苗木を植える活動を行いました。草方格で砂の流れを抑えて、苗木が埋もれたり飛ばされたりするのを防ぎます。
地元の小学生も参加し、大がかりな作業ができました。
いくつかの場所で種まきもやってみました。サダワンという牧草の種です。現地の砂漠化は、過放牧が大きな原因のひとつ。最近では、放牧が制限されています。活動地で牧草を育てて、半農半牧の生活に役立てることをめざしています。
ほかに、今年から家庭農牧場の支援を始めるマンハン地区の見学と農牧民のお家への訪問、大砂丘地帯と自然保護区にも立ち寄りました。ツアーの最後は、大連・旅順を観光し、中国の歴史や文化にも触れることができました。
初めての6月開催で、いつもと内容の違う7日間のプログラムでした。雨が多い時期ですが、活動中は雨にあわず予定通りできました。昼間は晴れると夏のように暑く(でも乾燥しているから爽やか)、滞在中は風の強い日もありました。
そして空はとてもきれいでした。昼間は真っ青な空、夜は満天の星空を見ることができました。初めて訪れる人は、見たこともない星空に感動します。小高い丘に仰向けになり、みんなで流れ星を待ったり、衛星が動くのを見つけたりしました。
9次隊の現地活動、活動地や訪問地など、詳しくは写真レポートをご覧ください。
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