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第5回緑化ツアー報告(2003.9.9〜13)

ダチンノール村の住民と共同で、緑化活動を始めて3年目。これまで植えた苗木は、元気に育っているものも、枯れてしまったものもありましたが、木を植えることで地力が回復していくのがよくわかりました。自然に生えてきた草が多く、種類も豊富になってきました。

村では昨年まで、砂漠化により移住をする村民が多く、この地域での緑化活動に積極的になれない様子でしたが、今年に入って村民による緑化活動が活発になってきました。この夏からは、緑化地域西側の砂の流入を防ぐため、 緑化地域を拡張する計画も始まっています。

今回のツアーは、現地に近い瀋陽空港からバスで移動する、観光なしの短い日程での開催となりました。11人が過ごした5日間を報告します。

                スケジュール
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1日目  午後  中国南方航空で瀋陽へ。 バスで沙漠宿舎へ、夜遅く到着。

 
2日目  午前  拡張地の測量調査
柵で囲い家畜の進入を防ぎ、砂を固定するための草方格を作ろうという西側拡張地域の計画が、この夏から動き出している。
8月、ダチンノール村の住民による柵の設置作業が完了。そして今回、緑化開始時の状況を把握するための測量調査を行なった。
午後 

農作業お手伝い
ダチンノール村のリーダー、チグチさんの家を訪問。村はこの時期、収穫作業で忙しいとのこと。私たちも、収穫のお手伝いをさせてもらうことに。
家畜用に栽培しているトウモロコシの茎
(実がつかないもの)を、みんなで刈り取った。収穫後は粉砕し、発酵させるそうだ。

夜  交流会
 
3日目  早朝  沙漠セミナー  
午前  ウイン農場見学
沙漠植林ボランティア協会が10年前、緑化活動を始めたウイン農場。今では近隣の住民が、トウモロコシやソバなどの農作物を作るようになった。
近い将来ダチンノールも、こんなふうに村の人が農作物をつくり、いろんな植物が育ち、鳥たちが集まる場所に、と期待がふくらむ。
午後  緑化活動
ダチンノールの子どもたち、地域の日本語研修生たちといっしょに、苗木を植える作業。この日は松の苗木を植えていった。
小さい体でせっせと水を運ぶ子どもたち。なんてタフなんだ。私たちもがんばらないと。
夕、夜  モンゴル民謡&お月見
夕暮れ時、宿舎の裏(?)の草原で、モンゴル民謡を鑑賞。力強く、伸びやかな歌声が心地よかった。
ちょうど、中秋の名月のこの日、夜は月餅や果物を並べて、お月見をした。
4日目  早朝  沙漠セミナー  
午前  緑化活動
今度は松とニンキョウの苗木を植えていく。植樹作業は、以前はブルドーザーで一気に溝を掘って植えたが、草が育つようになったため、スコップでひとつひとつ穴を掘って植えていく方法に。緑化活動は、場所や時期や状況に合った方法でやっていきたい。
午後  小学校訪問、町の散策
宿舎から近いウルスンの町に出かけた。日用品や金物など、お店が並び馬車が行き交う。自由時間を使って、お店を覘いたり、お土産を買ったりして楽しんだ。そのあと、 「中心小学校」を訪問。
夜  沙漠宿舎出発、バスで瀋陽へ  
5日目  午前  早朝、瀋陽空港着。南方航空で成田へ。

 
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