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第7回 緑化ツアー報告
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4日目 草方格(そうほうかく)に挑戦! ダチンノール村での緑化活動@

4年目の活動に入ったダチンノール村での緑化活動。今年の春、植樹を始めた2期地区はどうなっただろう?6月に行った時は、まだ緑がほとんど見られなかったので心配でしたが、現地を見て驚きました。草がたくさん自生していました。大きな砂丘はあるものの、低い場所は緑の草が覆っていました。

北京ジープで活動地へ。午前の作業は、緑化隊初挑戦の草方格づくりです。ここ2期地区は流動砂丘がいくつもあり、この砂の流れを固定することがとても重要です。その、砂を固定する効果的な技術が「草方格」。格子状に草を差し込み、砂が飛ぶのを防ぎます。

今回使った草は、シャバガと稲ワラの2種類。まずはシャバガの草方格づくりが始まりました。

砂丘の中腹、風上側に、ぐるりと作る感じです。シャベルで格子状に溝を掘り、シャバガを並べて埋め戻す。村の人も参加し、みんなで一斉にやったので、着々と作業が進み草方格ができていきました。シャバガを使い終わったところで稲ワラに切り替え。

稲ワラ草方格は、もっと簡単。格子状の線の上にワラを並べ、シャベルでザクッと差し込む。写真の通りです。これはあっという間に出来上がっていきました。そしてみんな、自分たちの手で作り上げた草方格に感激。

強い風が吹いても、ここは砂が飛ばず、砂丘のてっぺんが飛ばされてくぼみに落ち、高低差が小さくなって流動砂丘は固定される、というねらいが実現するといいです。

宿舎で昼食と休憩をとり出発。チグチさんの家を訪問、見学させてもらい、そのあと再び活動地へ。

1期地区の門で北京ジープを降り、一面に緑が広がる1期地区を歩いてみました。ここでは地力が回復し、村の人が作った畑もあります。ソバの畑には真っ白な花が咲いていました。ほかには、アワ、トウモロコシ、そしてお米も作っていました。

午後は植樹作業です。植樹場所は、6次隊活動地の枯れ死部分の補植から始め、その東側へと進めました。朝の出発前に、苗畑で苗木の掘り取りをしたニレ、山杏、ニンキョウ、ポプラ、そしてマツのポット苗を植えていきました。

穴は直径1メートルの大きさ、その真ん中を深く掘って、苗木を植える。ポット苗は根のまわりの土が崩れないようにビニールを丁寧に外して植える、最後は幹の周りに土を盛り、よく育つように念じながら両手で固めるんだよ、という、菊地会長からの指導通り、1本1本心をこめて植えました。

 

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