4月18、19日、欧州復興開発銀行(EBRD)の年次総会がロンドンで開催されました。 EBRDは、1991年に設立された国際金融機関で、日本はドイツやイギリス、フランスなどと並ぶ第二の拠出国となっています。年次総会には、各国のNGOや、EBRDが融資する事業によって影響を受けている中央・東ヨーロッパの住民組織の代表なども参加し、問題の解決を訴えるためにEBRDの担当者や総裁と会合を持っています。
今年の総会の大きな話題のひとつが、現在EBRDを始め、国際協力銀行(JBIC)、米国輸出入銀行、英国輸出信用保障局が融資を検討しているロシア・サハリンII石油・天然ガス開発事業第二期工事でした。融資総額は50億ドルに上ると言われています。シェル・三井物産・三菱商事の3企業により進められている大事業です。
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