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サハリン石油開発
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サハリン石油・天然ガス開発プロジェクトを知り、考える市民フォーラム 
〜環境・社会・経済のバランスをとるために私たちができること〜

 北海道からわずか50kmに位置するサハリンには、9つの石油・天然ガス開発プロジェクトがあります。開発が進行中のサハリン2は、環境保全・社会的公正をないがしろにして進められているため、サハリン北東部では、サケ・ニシン・ホタテなどの漁業資源の汚染や減少、コククジラやオオワシなどの希少生物の危機が深刻化しています。油流出など、開発に伴う悪影響が日本にも及ぶ可能性も懸念されています。

 事業者は、サハリン2の第二期工事を2003年夏に着工しようしています。東京ガス・東京電力をはじめとする日本の企業や、公的金融機関からも、巨額の資金が投入されようとしています。このままでは環境・
社会的状況の悪化は避けられませんが、現地の切実な状況に関する情報は少なく、日本が受けるであろう悪影響の評価もされていません。

 このフォーラムでは、サハリンのNGOと資源開発の影響に関する専門家から、サハリンの状況と開発の影響、開発の問題、現地NGOの活動などを聞きます。そしてこの開発が日本に与え得る影響を考え、この夏に事業者と利害関係者との間で行われるべき協議を踏まえて、環境・社会・経済のバランスをとるために日本の市民・政府・企業が何をするべきか、何ができるかについて意見交換します。
<北海道>
 
【日時】 2003年7月20日(日) 14:00〜17:30(開場:13:30)
【場所】 札幌市教育文化会館 302号室(定員70名)
(札幌市中央区北1条西13丁目) Tel:011-271-5821
地図
<東京>  
【日時】 2003年7月23日(水) 19:00〜21:00(開場:18:45)
【場所】 FoE事務所 1階会議室(定員20名)
(東京都豊島区目白3-17-24) Tel: 03-3951-1081
地図
   
【内容】
1)基調講演
 ・サハリンとサハリンでの開発による状況・問題の概要
 ・サハリンのNGOの問題意識と政府・企業への働きかけの現状
 ・サハリンの資源開発に伴う日本への影響予測と日本の責任
2)日本からの問題提起
3)会場との意見交換
テーマ:
「経済・環境・社会のバランスをとるために日本の市民、政府、企業は何をするべきか、何ができるか」
【スピーカー】 ジョッシュ・ニューウェル氏(ワシントン州立大学博士課程環境資源学)
極東ロシアの資源及び環境についての調査・研究を行っている。
特に漁業資源や社会経済学的影響について研究。様々な石油開発政策についての知識も持つ。

ドミトリー・リシツィン氏(NGOサハリン環境ウォッチ代表)
サハリンの森、川、海の保全のため活動を続けるNGOの代表を務める。サハリンの森林保護や石油・天然ガス開発について企業、融資機関、政府への様々な働きかけを行っている。

吉田文和氏(北海道大学大学院経済学研究科 教授)※北海道開催のみ
京都大学経済学博士、専攻は産業技術論、環境経済学。著書に『環境と技術の経済学』、『廃棄物と汚染の政治経済学』、『IT汚染』などがある。

【参加費】 一般500円 / FoEサポーター無料
【申込み】 お電話・ファックス・Eメールで下記までお願いします。

<申込み先> FoE Japan 開発金融と環境プログラム
担当:木原
TEL:03-3951-1081 FAX:03-3951-1084
E-mail:chiaki@foejapan.org

尚、本事業の概要は下記をご参照ください。
https://www.foejapan.org/aid/jbic02/sakhalin/background.html
また、1999年にFoEが発行した「地球を破壊する補助金競争」は
以下でご覧になれます。(サハリンII事業についてはp.14〜p.19)
https://www.foejapan.org/aid/pdf/ecabooklet.pdf

以上

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