現在ロシア・サハリン島では大規模な沖合い石油・天然ガス開発事業が行われています。そのひとつが「サハリンII石油・天然ガス開発事業」です。96年に開始された本事業は、既に第1期工事が終了し、99年以降、韓国に向けて石油がタンカー輸送されています。この時点から既にタンカー事故予防策・対応策の不備が言われ続けて来ました。
2002年9月30日には、第2期工事の環境アセスメント(EIA)が連邦政府に提出され、来年2〜3月の現地公聴会を経て承認される運びとなっています。しかし、この事業は、タンカー事故による油流出の危険性や先住民族への影響、絶滅危惧種であるコククジラへの影響など、様々な問題をはらんでいます。
この度、サハリンエナジー(シェル、三井物産、三菱商事出資)の広報担当である成瀬氏が来日し、日本の市民、漁業関係者、学識者、NGOが本事業に対してどのような懸念を持っているか直接聞きたいとの要請を受け、下記のような会合を持つことにいたしました。ぜひともご関心、ご懸念を持つ多くの方々にご参加いただきたくお願い申し上げます。
●日時:12月9日(月)18:30〜(2時間程度)
●場所:国際環境NGO FoE Japan 事務所1階 会議室
(豊島区目白3-17-24 綜合設計機構ビル2階 地図)
●参加いただける方は、お名前、ご所属、ご住所、お電話番号、メールアドレスを下記までご連絡いただけますようお願い致します。
可能であれば、本事業への懸念点についても、簡単にご連絡いただけますと幸いです。
●連絡先:国際環境NGO FoE Japan
豊島区目白3-17-24 綜合設計機構ビル2階
TEL:03-3951-1081 FAX:03-3951-1084
E-mail:kankan@foejapan.org
担当:神崎
尚、本事業の概要は下記をご参照ください。
https://www.foejapan.org/aid/jbic02/sakhalin/background.html
また、1999年にFoEが発行した「地球を破壊する補助金競争」は
以下でご覧になれます。(サハリンII事業についてはp.14〜p.19)
https://www.foejapan.org/aid/pdf/ecabooklet.pdf
以上