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カスピ海北東部・カシャガン油田開発事業 現地調査報告会のご案内
現在、国際協力銀行は、カスピ海北東部沿岸に位置するカザフスタンのカシャガン油田開発事業への融資を検討しています。
カスピ海は今からおよそ150万年前に外海から閉ざされ、現在、地球上で最も大きい内陸湖として知られていますが、その外海から閉ざされた環境から、カスピ海には地域固有の豊かな生態系が存在します。
しかし、現在、現地ではカシャガン油田開発による環境や地域社会への影響が懸念されています。特に現地で大きな問題になっているのは、カスピ海に多く生息しており、絶滅の恐れもあるとされるチョウザメへの影響や、石油天然ガスの精製の過程ででてくる莫大な量の硫黄による公害等です。果たして、このような問題が現地で出てきている中、日本の国際協力銀行は税金を使ってこの事業を
後押しするべきなのでしょうか。
今年6月下旬、FoE Japanのスタッフが現地カザフスタンを訪れ、現地住民、専門家、政府関係者など、事業関係者とのインタビューをしてきました。今回、現地の様子やそのインタビューで聞いてきた話などを皆さんにお伝えし、石油開発や
その環境や地域社会への影響について一緒に考えたいと思います。
カシャガン石油開発事業の陸上事業サイト付近の様子
◆日時:2005年9月2日(金)19:00〜20:30
◆場所:国際環境NGO FoE Japan 1階 会議室
(JR目白駅より徒歩3分)
地図→ https://www.foejapan.org/info/map.html)
◆報告者:FoE Japan 清水
◆参加費:無料
◆主催(お問合せ・お申込み):
FoE Japan (担当:清水)
TEL:03-3951-1081 FAX:03-3951-1084
E-mail:finance@foejapan.org
●カシャガン油田開発事業とは?――
カザフスタン共和国アティラウ沖のカスピ海、総面積5,576平方キロメートルの 海域で、石油・天然ガスを採取する大規模油田開発事業。石油・天然ガスあわせた加算埋蔵量は、130億バレルで、過去30年間に発見された油田の中で最大の油
田で、世界で五番目に大きい油田とされています。
2000年に発見され、2002年には既に商業発見宣言が行われました。さらに、2003年2月には開発計画が承認されています。2004年、商業生産に向けた開発計画が策定され、原油生産開始は2008年と見込まれています。
事業主体は、日米欧中の合弁企業のAgip KCOで、日本の企業からはインペックス社が8.33%の権益を取得し、事業に参加しています。
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