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JBIC異議申立制度の設置に向けて
IFCのオンブズマン/ADB独立審査機能見直し担当コンサルタントが来日!
 6月12日(水)、世界銀行グループで民間支援を行なっている国際金融公社(IFC)・多国間投資保証機関(MIGA)のオンブズマンと、アジア開発銀行の独立審査機能の見直しを担当するコンサルタントという大変豪華な海外ゲストを向かえて財務省の「環境社会配慮研究会」が行われます。

 国際的な公的金融機関が、支援するプロジェクトに伴う社会環境影響についての異議申し立てにどのように対応していくのか、そのためにはどのような機能が必要なのか、民間投資における対応にはどのような難しさがあるのか、などについて経験の深いお二人からお話しをお聞きします。

 こうした研究会を通じて、社会環境ガイドラインを改訂し、投融資事業における社会環境配慮の強化を進めていこうとしている国際協力銀行は、今後どのような異議申し立て機関を検討するべきなのかについて、みなさんと一緒に考えていくことができればと思っています。ぜひふるってご参加ください。

○第5回環境社会配慮研究会

 日 時:平成14年6月12日(水)午後1時半〜5時

 会 場:財務省会議室

 発表予定:
 「国際金融公社(IFC)・多国間投資保証機関(MIGA)のオンブズマン制度の実態及び課題 について」(仮題)
   Meg Taylor氏(CAOリーダーオンブズマン)

 「ADBのInspection Committee on Board及びその見直し議論について」(仮題)
   David Hunter氏(国際環境法センター上級弁護士、ADBの独立審査政策の見直しを担当するコンサルタント)

 *逐次通訳あり

 申し込み先:環境社会配慮研究会 事務局
   財団法人 地球・人間環境フォーラム内
   e-mail: bcd01121@nifty.com 担当 畠中

 *6月10日(月)までにお申し込みください。
 *お申し込みが多数ありました場合はお断りすることもございます。あらかじめご了承ください。

 1999年に設置された国際金融公社(IFC)・多国間投資保証機関(MIGA)のCAOとよばれる遵守・アドバイザ・オンブズマン機能は、民間投資における社会環境影響についての問題解決や政策の遵守などを目的とした機関で、民間投資で進められるプロジェクトの問題解決を進め、政策改革を提言していく機能として大変注目を集めています。今回は創設以来CAOの代表を務め、機能の設計からCAOにかかわってこられたメグイ・テイラー氏に、オンブズマン制度の実態及び課題についてお話しをお聞きする予定になっています。

 また、現在見直しが進められているアジア開発銀行の独立審査政策のレビューを行い、世界銀行の独立審査パネルやIFC,MIGAのCAOの設置や改革にかかわってきた、国際環境法センターの上級弁護士、デイビッド・ハンター氏からは、アジア開発銀行の独立審査機能及びその見直し議論についてお話しをお聞きします。
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