先住民族の権利保護に関する国際的な動きとフィリピンの実情
資源価格の高騰を背景に、世界では資源の獲得競争が激化しています。日本も例外ではなく、特にエネルギー資源や鉱物資源の確保において、日本政府は政府・政府系機関・民間での三位一体の協力体制を強化しつつあります。しかし、資源開発は大規模であるため、引き起こされる環境や社会への負の影響も多大です。例えば、その事業地域に住む住民の強制移転や生計手段の喪失や、手付かずの自然環境の破壊といった影響です。中でも特に、伝統的に受け継がれてきた土地で長年生活を営んできた先住民族の暮らしへの影響は深刻です。
この度FoE Japanでは、このような資源開発と先住民族の関係、また置かれている現状、国際的な動きを知り、先住民族の権利の保護、先住民族を含め開発によって影響を受ける人々の開発のプロセスへの参加、合意形成のあり方はどのようにあるべきなのかを考えるために4回に渡る連続セミナーを開催することにしました。
第一回目は、フィリピンの先住民族団体代表、ジョアン・カーリング氏をお招きします。同氏は、現地フィリピンにおける活動のみならず、国連や国際開発機関関連の国際会議の場でも、積極的に提言活動をしており、フィリピンの先住民族保護のために第一線で活躍しています。フィリピンでは先住民族権利法が存在し、法の下に権利が保護されているにも関わらず、実際には先住民族が開発の犠牲になることが今も多くあります。なぜそのような状況が起きるのか現地からのお話をお聞きすると共に、同氏が参加されている国際連合ではどのような取り組みがされているのかについて報告していただきます。
日時 |
6月7日(木) 15:30〜17:30 |
場所
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かながわ県民活動サポートセンター 711号室
〒221−0835 横浜市神奈川区鶴屋町2−42−2 TEL : 045-312-1121(代)
地図
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ゲスト |
コルディレラ民族連合(CPA)代表 ジョアン・カーリング氏(逐次通訳付)
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参加費 |
無料
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申込み
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協力 |
WE21ジャパン |
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