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FoE Japanは11月半ば、JBIC、NEXI、また事業者に対し、今回の水質調査の結果を伝えるとともに、下記について強調しました。
・河川や飲料水の重金属による汚染が疑われ、汚染源が製錬所またはテーリング・ダムである可能性もある。
・特に、トグポン川の六価クロムについては、早急に汚染源を特定する必要がある。
一方、事業者によれば、製錬所の工場排水は処理後、基本的に、パイプラインを通じて海に放流しており、河川へは流していない、とのことでした。また、雨季にテーリング・ダムから処理水のオーバーフローが発生することはあるものの、六価クロムを含む重金属等を事業者自らが定期的にモニタリングしている結果、フィリピンの排水基準(六価クロムについては0.2mg/L)を満たしており問題ない、とのことでした。
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<6価クロム検知管による調査 左側の水試料からキヌロン集落の飲料水、タグダロゴン集落の飲料水、トグポン川の水、アゴアゴホ川の水> (2009年10月 FoE Japan撮影)
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