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ロシアタイガプログラムでは、ビキン川流域クラスヌィ・ヤール村に暮らす民芸品製作グループ「ボグティギ(ウデヘ語で復興を意味する)」を支援しています。このグループは数人の女性から構成され、ウデヘの民族衣装であるハラートや、刺繍の技術を生かした民芸品各種の作製を行っています。またビキン川ツアーの際には、ウデヘの子供たちと共に、伝統的な暮らしの紹介や民族踊りなどを見せてくれます。
北海道網走市にある道立北方民族博物館とロシアタイガプログラムは、このような民族文化復興の動きが地域経済の活性化の一端を担うことを願い、民芸品制作グループと協同でデザインなどを検討し作製した民芸品を定期的に買い入れ、北方民族博物館のミュージアムショップにおいてウデヘの民芸品の販売を開始すると同時に、民族衣装のハラートや、猟師が狩の際に伝統的に使用してきた鹿笛を展示品として復元しています。
この度、北方民族博物館において企画展『森の人ウデヘ:ウスリータイガに暮らす』の開催が決定し、今も残される広大な森林地帯に暮らすウデヘ人たちの伝統文化を広く一般の方々に知ってもらえる機会ができました。ロシアタイガプログラム・ディレクターの野口栄一郎も企画展初日のイベントに駆けつけ、FoE
Japanがビキン川流域において行う現地活動とそこに暮らす人々についてお話します。ご関心のある皆さまは是非ご参加ください!
●企画展 『森の人ウデヘ:ウスリータイガに暮らす』
【会 期】 平成20年2月2日[土]〜3月23日[日]
【観覧料】 無料 【特別協力】 財団法人北海道北方博物館交流協会
●講演会「ロシア・沿海地方の森と人びと」
【日 時】平成20年2月2日[土] 午後1時30分〜3時30分
講師:津曲敏郎氏(北海道大学大学院教授)、A.カンチュガ氏(ウデヘ文化伝承者)、野口栄一郎氏(国際環境NGO
FoE Japan ディレクター)
【内 容】ロシア・沿海地方の先住民ウデヘの文化、アムールトラも生息する貴重な森林環境の現状や環境保護活動について、現地のスライドを交えて報告します。
『ビキン川のほとりで−沿海州ウデヘ人の少年時代』の著者、A.カンチュガ氏も来日の予定です。
https://hoppohm.org/tokuten/tokuten_2007/index.htm#2007_udehe (リンク先はコチラ:北方民族博物館)
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