落ち葉かきや下刈りを頻繁に行なっていた昔の里山には、いろんな種類の林床植物(林の地面で生きている小さい植物)があったようです。ところが手入れがされなくなったことで、アズマネザサなどの低木の層ができ、林の地面まで光が届かなくなり、里山特有の植物が姿を消しつつあるようです。
宇津木の森には、どんな林床植物が生きているかな、ということで、今回は、貴重種の植生図(古い資料)を元に、いまでも残っているのか、と探してみる植生観察をしました。貴重種(昔は当たり前にあったものですが)ギンランも見つけました。スギやヒノキ、マツなどの実生もところどころにありました。
作業は、散策路を優先して草刈りに取りかかりました。
次回以降は、萌芽更新エリアで樹木調査を始め、これからどういう手入れをしていこうか、計画づくりをしていきたいと思います。
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